INORGANIC LIVE2001

日時 2001年2月18日 13:00〜
場所 CLUB24 YOKOHAMA


INORGANICとは何者か?
まずはここから話をはじめねばなるまい。
それは男闘呼組のリードギターだった成田昭次が男闘呼組解散後に
作ったバンドである。
ギター、ベース、ドラムの3人のみといういたってシンプルな編成。
「DEEP EMOTION」「INORGANIC2」の2枚のアルバムすでに発表。

(このHPにもこれから男闘呼組の話がちょくちょく出てくると思いますが、
男闘呼組については現役時代からかなり思い入れのある
グループでしたので、今後も出てくることをご了承ください。
いずれまとめてその歴史を書いてみたいと思いますが、
まあ、それはいつになる事やら)

エラソーに知ったかぶりで書いたけど、実はこのバンドの存在を
私が知ったのもつい最近なのです。
メル友と男闘呼組の話で盛り上がって、YAHOOで検索している
うちに発見した次第でして・・・・・
(男闘呼組で一番好きだった岡本健一は、年に一度位舞台を見に行くなど
チェックは入れていたのですが)

成田昭次は高橋一也とともに男闘呼組の音楽をリードしていた存在。
解散後のソロ活動していた時のCDも好きだったので、最近のINORGANICの
音を確認したくなり、CDをタワーレコードに買いに行ったりして
再チェックし始めたんです。
そうなるとやはり現在の成田昭次がどうしてるか、是非この目で確かめたく、
この日のライブを見にいったわけです。


場所は横浜・伊勢佐木町近くのライブハウス。
観客は思ったより若く20代中心。
男闘呼組時代からのファンなら30代前半ぐらいが多いような気がするので
解散以後の完全なINORGANICからのファンが中心なのかなあ。
やがて始まり狭い場内は「きゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
という昔黄色かった(今は茶色になった〜失礼!!)声援に包まれ
現れた成田昭次!!

いや、驚くほど変わってなかったですね。
トレーナー姿で淡々と歌う姿は大人の落ち着きを持っていました。
独特のハスキーな声の、力みきらない歌い方も同じ。
男闘呼組時代から本当にギターが好きなギター少年のイメージだったのですが、
そのままでしたね。
MCが苦手であんまりしゃべらないその口調もかわってなかったあ。
この日はたまたまだったのでしょうが、髪の毛も三ヶ月前にパーマをかけて
もう毛先にしかウエーブが残ってないようなラフな感じで、
その上トレーナー姿だから普段着のロックっていうのかなあ(うまく表現できないけど)
そんな感じ。
僕は音楽的センスがなく音楽批評が出来ない性質だから、音の話は出来ないんですけど、
とにかく昔のいいところをそのまま残して大人になったって感じでとても嬉しかった。

最後に「3枚目のCD早く出しますんでよろしくお願いします!!」「またライブやりますんで
そのときもよろしくお願いします!!」って当たり前のことを言ったんですけど、
でもそのときの口調は明らかに昔と変わっていた。
もちろん男闘呼組の頃もそういうことはTVなどでも言っていたのだけれど、今度はちょっと違う。

それは例えば大企業でサラリーマンをしていた時も取引先に「ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいします」って言うけど、でもその人が独立して事業をはじめた時には、
以前と同じ相手に会って、同じセリフを言ったとしてもどこかニュアンスが違う、
もっと心から言ってる、そんな感じを受けるときがあるじゃないですか。

この日の成田もなんかそんな感じ。
ジャニーズ事務所、男闘呼組という大企業の中で音楽活動をするのと
インディーズのバンドとして活動するのとでは同じバンド活動でも、当然違った苦労や
違った喜びがあるだろうし。
彼も男闘呼組時代からするといろいろ経験を重ねていい30代になっている印象を受けた。

成田昭次、INORGANIC、これからも年に一度くらいは見に行きたいなあ。
うん、新しいCDも買うことにしよう。