家光と彦左と一心太助 | 狂武蔵 | 青くて痛くて脆い | |
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家光と彦左と一心太助日時 2020年8月30日19:00〜 場所 ラピュタ阿佐ヶ谷 監督 沢島忠 製作 昭和36年(1961年) 家光がまだ将軍になる前の時代。新年が明けて江戸城は新年の祝賀で大忙しだ。そんな時、家光(中村錦之助)ではなく弟の忠長(中村賀津雄)を将軍にせんとする一派が家光の暗殺を企てた。 家光の側近の彦左(進藤英太郎)はなんとしても家光の命を守りたい一心で知恵を絞る。 そんな時、以前から出入りしている魚やの一心太助(中村錦之助)が家光様にうり二つと気づく。 太助を「天下の一大事のためだ」と説得し、太助を家光の身代わりにする。 果たして家光を守りきることが出来るのか? ラピュタ阿佐ヶ谷「痛快!東映時代劇まつり」の特集上映で鑑賞。 東映時代劇なんて一番観ないジャンルだし、観るつもりもなかったのだが、ポイントが貯まって招待券をもらったのだがその有効期限が9月1日で何でもよいから観ようと思っていった次第。 自分が特に関心のないジャンルの映画をたまには観るのはよいことだ。 そういえば最近してなかったなあ。 1月3日の正月封切りだったらしく、映画は正月ムードで始まる。 太助が将軍の生活になじめずに、長袴を履いて歩いて時々転ぶところとか、家光が魚河岸に行って悪い奴と喧嘩になり「こちらには奉行がついてるんだぞ!おまえ奉行が怖くないのか!」と啖呵を切られ、「怖くない」というあたりは爆笑である。 (しかしこの悪奉行が最後に家光に懲らしめられる場面を期待したが、それはなかった。そのような小悪党に映画ではかまってられなかったのだろう) あと太助は腕に「一心如鏡」の入れ墨をしているので、家光にも左腕に墨で書く。これが後に家光が偽物と解る解らないにつながるかと思ったら、それはなかった。 忠長は子供の頃に彦左に言われたとおり兄を助けていく気持ち。忠長を将軍にしたいのは悪い側近・本多上野介(薄田研二)(ちなみに菅官房長官に似ている)。最後には焦った本多は家光を襲うが、忠長が助けに入り、そこへ太助も駆けつけ大立ち回りで本多たちを倒す。 勧善懲悪の明快な時代劇。 それにしても江戸城のシーンの侍の多さとか、魚河岸のシーンの人の多さは目を見張るものがあった。これ正月の大作扱いだったのか?それともいつもこのぐらいのエキストラ(といっても現代劇じゃないから大部屋俳優だ)が多かったのか? 「一心太助」もの本作を含めて5本ぐらいあるそうだ。他の映画にも錦之助が演じる家光が出てるらしい。彦左は今まで太助と家光がそっくりと知らなかったのか?そのあたりの関係がどうなっていたのか機会があれば他の「一心太助」も観て確認したいところだ。 狂武蔵日時 2020年8月30日15:05〜 場所 Tジョイ・プリンス品川・シアター5 監督 下村勇二 宮本武蔵(坂口拓)によって吉岡一門の清十郎、その弟の伝七朗を倒された。果たし状によって武蔵に対決を挑む吉岡一門。こちらは数百人を揃えた。吉岡一門の忠助(山崎賢人)が清十郎の跡継ぎの幼い又七郎のもとを離れた瞬間に武蔵は上から奇襲し、又七郎は亡き者に。 その瞬間から武蔵対数百人の死闘が始まった! そして7年後、忠助は再び武蔵に戦いを挑む。 坂口拓が77分のワンシーンワンカットでチャンバラを撮影し、オクラになっていた素材を完成させた映画。 そもそもなんでその映画が未完成に終わったかは詳しくはパンフレットにも書かれていない。 「園子温の映画で10分ぐらいの死闘を撮る予定があり準備をしていたが突然中止になって、そのまま中止にするのもなんだから用意していた機材で坂口拓が77分ワンカットで撮った」としか書いてない。 要するになにか企画があって撮影中に中止になったわけではなく棚ぼたで撮っておいた素材を今回生かして映画を完成させたということでいいのかな。 それって最初の機材とかのお金は誰が払ってるのかね?園子温の映画の企画から出てるの?権利はどうなるの? などと考えるのは無粋である。 3年ほど前からクラウドファンディングでお金を集め(300万円ぐらいらしい)、「キングダム」で坂口拓と共演した山崎賢人が2日間出演してくれることになり、77分の前後のシーンを再撮影したようだ。 山崎が出演してなかったら私も観なかったと思う。 (そもそもチャンバラにはあまり興味がないので) んで77分のワンカットなんだけど、そういう何か計算があってそうなったわけではなく、「人も機材もあるから77分ワンカットで決闘シーンを撮っておけばなんとかなるんじゃない?」的発想で77分のカットは撮られたようだ。 正直、もともとチャンバラに興味がないのでだんだん飽きてくる。それにどうしても武蔵の後ろ姿から撮ることも多く、主役なのに背中しか出てない。大変だったと思うし、その点はお疲れさまである。 でもそれが面白いかというとそれは別。 僕なんか黒澤の「椿三十郎」の対決シーンが一番好きな対決、っていう人だから、長々とやられても退屈するばかりである。 途中で吉岡一門の間で「こんなことに意味があるか?」と喧嘩になったり、最後には雨が降ったりするのは工夫がされてあったけど、落とし穴に落とすとかの何か仕掛けがあってもよい気がするがそれは無理だったか。 時々血しぶきが出るけど、血しぶきが一瞬出てすぐに消えるから、CG合成なのだろう。 でも最後の雨は本物だったのだな。 山崎賢人、後半で武蔵と対決するがその形相がものすごい。 両の眉が山形になっており、あんな表情は初めて見た。 時代劇初だそうだが(「キングダム」は時代劇ではない)、なんか新しい分野も開拓した感じで山崎賢人ファンとして見逃さなくてよかった。 本来は新宿武蔵野館の12時05分の回に観るつもりだったが、満席で不可。調べてみたらTジョイ品川で上映してるのでやってきた。 ここはプリンスカードがあると200円引きになる。 交通費を考えるとそれほど得ではないかも知れないが、横浜行きの前後であればうまく使えそうだ。 青くて痛くて脆い日時 2020年8月29日15:30〜 場所 109シネマズ名古屋・スクリーン11 監督 狩山俊輔 田端楓(吉沢亮)は大学に入学、そこで秋好寿乃(杉咲花)という同じ1年生に出会う。秋好は授業中に「暴力がすべてなくなれば戦争はなくなると思います」と理想論を堂々と主張し、周りからも引かれていた。 楓は人を傷つけない、傷つけられないために人と程良い距離感を取って生きること信条としていたが、秋好が距離を縮めてきて秋好の理想を助けるために「秘密結社モアイ」を始めた。モアイはゴミ拾いやフリースクールの訪問などのボランティアから始めていた。 3年後、今は楓も就職が決まっていた。モアイは今は就職のための人脈作りサークルに成り下がっていた。楓は「モアイは僕が作った。一緒に作った奴は死んだけど」という。 この3年間に何があったのか。そして友人の前川(岡山天音)とともにモアイをぶっつぶす計画を立てる。 数年前「君の膵臓をたべたい」がヒットした住野よるの原作。 吉沢亮主演というだけで観た。 内容は予告編を観てもよくわからない。岡山天音が「少数で巨大組織をぶっつぶすとか俺好きなんだよね」と言ってるからそういう社会派サスペンスを期待したが全く違った。 はっきり言うけどおじさんが見ると学生のコップの中の争いで見ていて共感できない。 観客には「秋好は死んだ」とミスリードさせられてたが、実はちゃんと生きている。 友人は秋好しかいなかった(たぶん)楓が、秋好が大学院生の脇坂(柄本佑)とつきあい始めて嫉妬して自分からモアイを去ったのだ。 そして秋好としてはたぶん社会奉仕をする間に「なりたい自分になる」というコンセプトからも企業とのパイプを作っていたのだろう。 でも大人になってみると思うけど、学生のことなんか学生が期待するほど考えてないよ。要は従順で一緒に働きやすい年下しか求めていない。 妙にあーだこーだ意見がある奴は使いにくいよ。そういう人は起業した方がいい。「俺が日本を変える!」という若者がいるけどそういって何も出来なかった奴が今まで何人いたことか。 完全に期待してないのである、私なんかは。 まあ数少ない日本を変える人になる可能性もあるから否定はしないですけどね。 企業のOBとの交流会なんて単なる女子大生との合コンにしか見てないよ、きっと。 映画は楓のそういった被害者意識(それも勘違いみたいなものだが)の元に話は進む。 「モアイが企業にメールアドレスなどの個人情報を流していた」ってそれは確かに誉められたことではないけど、それほどのことかあ? 幹部の天(清水尋也)が女子大生を漁っている、という噂を元に探っていったら単に口説きベタだっただけ、というオチ。天はそんな悪い奴じゃないとなる。 まあ若い男女が集まれば恋愛の一つや二つ起こるけどね。 結局楓もモアイの告発をして、でも後悔するという展開。 見てる途中から思ったけど、主役が吉沢亮でイケメンすぎるから話に現実味がないんだ。たとえば岡山天音の方が主役だったらもっと話に実感がこもった気がする。 弱虫ペダル日時 2020年8月26日19:00〜 場所 新宿ピカデリー・スクリーン11 監督 三木康一郎 高校生になった小野田坂道(永瀬廉)はアニメ研究会に入るのを楽しみにしていたが、なんと休部状態。そんな時、学校への坂道を走る小野田の姿を見て自転車競技部に入部する今泉(伊藤健太郎)は小野田に競争を挑む。ママチャリで走る姿に今泉は小野田の可能性を感じ、自転車競技部に誘う。小野田は千葉から秋葉原までの電車賃を節約するために自転車で往復していたのだ。 今泉の幼なじみで自転車店の娘、寒咲(橋本環奈)や大阪からやってきた鳴子(板東龍汰)も小野田の可能性を認めている。 入部早々、60キロのレースを試される。部長の金城はそれで新入生の実力を見極めようとしていた。小野田の力は部長も認めた。小野田は坂道に強い。同じく坂道が得意な巻島(柳俊太郎)と組み、特訓する。 そしてインターハイ予選に今泉、鳴子とともに小野田も出場する。 永瀬廉主演映画。 ストーリーを思い返してみても話がないんだよなあ。 自転車で疾走するシーンが多く(というかほとんど)でドラマがまるでない。 橋本環奈なんか単なる出てるだけでまるで印象に残らない。 何でもかんでも橋本環奈を出せばいいってもんじゃないだろう。 まあ自転車で走るシーンの撮影はすばらしい。車などの撮影の場合は車自体を台車に乗っけてそれを牽引し、牽引してる車から撮影する事が多い。つまり役者は実は運転していないので演技に集中できる。 でも今回は「CG使ってません」と宣伝してるし、実際に自転車が走りながらカメラも併走してるのだろう。 永瀬をはじめとする出演者もそこは立派だった。 でもドラマがないのだなあ。小野田は友達がいない性格で自転車部入って初めて仲間が出来て感激している。でもアニメへの情熱はどうなった? 少しはアニメ好きのエピソードも入れてよかったのでは? あとレースも展開にヤマがなさ過ぎ。小野田は事故に巻き込まれ(事故そのもののシーンはない)リタイヤしかけるが追いつく、というのがクライマックスだが、もう少しひねりがほしい。 それに5人ほとんどまとめて走っていて部長や今泉たちが小野田が事故に巻き込まれたのを知らないっておかしくないか? それでも巻島先輩は「俺、みんなとつるむの苦手なんだよなあ」といいつつ参加する一匹狼的な存在は柳俊太郎の個性と相まって記憶に残る。 永瀬廉はずっとめがねをしているのでそのイケメンぶりが生かされないのが惜しい。 ライバル側のキャラクターも弱く(というか全く印象にない)、自転車レースシーン以外は見る価値なし。 おかあさんの被爆ピアノ日時 2020年8月23日10:00〜 場所 新宿K's cinema 監督 五藤利弘 広島でピアノの修理・調律をしている矢川(佐野史郎)は爆心地から3km以内で原爆の被害を受けたピアノの修復を行い、そのピアノをトラックに積んで全国で演奏会をしていた。 関東に行ったときに江口菜々子(武藤十夢)という女子大生から話しかけられる。彼女の母親・久美子は最近矢川に祖母が使っていたピアノを預けたという。そのことを菜々子は久美子から聞かされておらず、新聞記事になったことで知ったのだ。 もう一度関東にやってきた矢川の元にまた菜々子がやってきた。広島まで乗せていって欲しいという。一旦は断ったが「どうしても」という菜々子を断りきれずに乗せる矢川。 菜々子は自分の祖母が暮らしていた広島のことをもっと知りたかったのだ。しかし両親は菜々子が広島のことを知るのをいやがる。 菜々子の祖母のピアノは修復が難しいと言っていた矢川だが、なんとか修理してくれた。そして8月6日での演奏会で菜々子はそのピアノを弾くことにする。 戦争映画(と言っていいのか)は好きな方なので、ケイズシネマでポスターを観て気になったので鑑賞。 いやー正直言って今時どうかと思うよ。 クソ真面目すぎてちょっと敬遠してしまう。人間正論だけでは生きられない。 冒頭に出てくる第五福竜丸での演奏会なのだが、「父を返せ、母を返せ、私を返せ!」と中学生たちが叫ぶパフォーマンスを見せられるとこっちはかえって引いてしまう。 今井正でもここまでやらないよ。 途中別の原爆ピアノを寄贈した老人を訪ねるのだが、「戦争はやっちゃいかん!」と叫ぶシーンなど、「いやそれは分かっている。ただだめだ、と言い続ければいいのではないでしょう」と言いたくなる。 戦争はいけないことは分かってるんですよ。でも人々は起こす。どうすべきなのかを考えなければいけないのでは? この映画の製作者たちは「核兵器を使わせないためには原爆の被害を伝えねば!」と思ってるのだろうし、それも間違いではないのだが、それで世界中の人々が核兵器に反対になるわけではない。 だって落とす方は被害を受けないのだから。 菜々子の母親は原爆2世ということでいろいろと不都合があったらしい。だから自分の娘にはそんな思いをさせたくないということで広島から遠ざけようとする。菜々子が「2世だとどんなことが不都合なの?」という趣旨の質問をするのだが、「自分で調べなさい」と母親は言い放つ。 あとで何か説明があるかと思ったら、ない。 いやそれはないんじゃないかなあ。 関川秀雄の「ひろしま」は原爆で亡くなった人々の頭蓋骨を外国人観光客に売る少年が出てくる。 そこまで追い込まれてしまうのだ、ということ。 原爆2世もおそらくは結婚とかで男の親に「子供に何か後遺症が起きると不幸だから」と反対されることもあるのだろう。 そういう原爆を落とした国とか戦争を起こした偉い人だけでなく、市民の中にも自分たちに立ちはだかるものはあるのだ、ということを描くべきなのではないだろうか? 単に「戦争はだめだ!原爆はだめだ!」と叫ぶだけでは浅いと思う。 そしてクライマックス。 菜々子が修復したピアノで演奏家を行う。(その前にピアノの演奏で「故郷」とかの童謡を歌うのだが、それも何だかなあ) そのクライマックスで菜々子はまだ未熟なので演奏が出来なくなってしまう。 いやいやその展開はないでしょう。ここは弾ききらないと。 まあ母親が助け船をして一緒に演奏して母娘の絆が戻る、ということなんでしょうけど、私なんかは「下手ならまだ出てくるな!」と思ってしまうよ。 ちなみに佐野史郎の役は当初大杉漣が演じる予定だったのだが、亡くなったので佐野が代役になったそうだ。 カット割りも無駄に多くて(切り返しが多くて)素人っぽさを感じたし、とにかく「この映画では人々の心は揺さぶらない」と思ってしまった。 糸日時 2020年8月22日19:00〜 場所 TOHOシネマズ新宿・スクリーン11 監督 瀬々敬久 昭和から平成になった年に漣と葵は北海道で生まれた。 二人の出会いは美幌の町の花火大会。遅れてやってきた漣と竹原だったが、漣は自転車で転んで怪我をしてしまう。その時に目の前にいたのが葵と弓だった。葵に一目惚れする漣。 サッカー部の試合の時には葵はお弁当を作って応援に来てくれた。しかしある日葵はいなくなってしまう。葵の父は亡くなっていて、母親の新しい恋人がDV男でその為に札幌に母と逃げ出したのだ。 漣は葵を探して札幌に行く。葵に「二人で青森のおじさんのところへ逃げよう」と逃げ出すが、結局は連れ戻される。 大人になった漣(菅田将暉)。竹原は弓と結婚することになり、その結婚式で上京する漣。その会場で葵(小松菜奈)に再会する。しかし二人の会話はぎこちなく、しかも葵は高級外車に乗って帰って行った。敗北感を覚える漣。 葵は中学卒業後年齢を偽ってキャバクラに勤めていた。その時によくしてくれたお客の水島(斎藤工)とつきあうようになっていたのだ。 漣は北海道のチーズ工場で働き、先輩の桐野香(榮倉奈々)とつきあい、結婚し、子供も出来た。が、彼女は癌に犯され亡くなった。 水島はファンド会社を運営していたが、リーマンショックで会社が倒産。沖縄に逃げているのを葵を見つけだし、一緒に暮らす。しかし水島はお金をおいてどこかへ行った。葵はキャバクラ時代の先輩の玲子(山本美月)を頼ってシンガポールへ。 瀬々監督作品。5月に公開予定だったが、コロナによる映画館の休館で8月21日に公開がずれた。 20数年にわたるラブストーリーということでいまおかしんじ監督作品「れいこいるか」と引き合いに出されるので、観に行った。 当たり前だけど「れいこいるか」とはなにもかも真逆である。 こちらはオールスターの海外ロケもある超豪華な映画だ。 何しろ無駄にスターがでている。 漣の親友竹原が成田凌、水島の部下に片寄涼太、シンガポールで一緒に働く青年に高杉真宙、竹原の2番目の妻に二階堂ふみ。 そして北海道、東京、沖縄、シンガポールと豪華ロケ。 どの土地もとにかく美しく撮ろうとしていて、観光地の絵はがきのような美しさだ。美男美女に美しい風景、もうこれ以上の豪華さはない。 まあそんな感じで豪華恋愛一大絵巻である。 そこで繰り広げらる波瀾万丈の愛の物語。ベタすぎるくらいべたな展開。 こういうのがダメな人にはダメだろうけど、私は好きですよ。 やっぱり映画は美男美女を楽しむのも楽しみ方のひとつですから。 瀬々監督らしさがまったくないという批判もあるだろうけど、これほどまでのオールスター豪華恋愛映画は観たことがないくらいで立派だと思う。 楽しかった。 個人的にツボだったのは吉岡睦雄さん、二ノ宮隆太郎さん、和田美沙さんが出演していたこと。特に吉岡さんはキャバクラ時代の小松菜奈に絡むいやな客役。破壊的だっただったなあ。 あといまおか監督の新作のタイトルは「葵ちゃんはやらせてくれない」。 この映画の葵ちゃんはやらせてくれるけどね。 劇場版ウルトラマンタイガ
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