2025年9月

   
宇野鴻一郎の濡れて打つ 沈黙の艦隊 北極海大海戦 花火思想(櫻井拓也七回忌上映) キムズビデオ
イエロー・ドッグ 宝島 劇場版 チェンソーマン レゼ篇 美味しい運命(3回目)
ベートヴェン捏造 怪獣島の決戦 ゴジラの息子(4Kリマスター版) ブラック・ショーマン 美味しい運命(2回目)
遠い山なみの光 天使の集まる島(トークイベント付き) リンダ リンダ リンダ(4Kリマスター版) 美味しい運命

宇野鴻一郎の濡れて打つ


日時 2025年9月28日
場所 TSUTAYA宅配レンタルDVD
監督 金子修介
製作 1984年(昭和59年)


細川ひろみ(山本奈津子)は高校1年生の女子テニス部員。入学したときにテニス部のお蝶サマにあこがれてテニス部に入った。お蝶もひろみを気に入り自分のラケットを与える。そしてエースの坂西君に「手を出さないでね」といい、ひろみにも「強くなりたかったら男のことは忘れなさい」という。しかし坂西君とはしっかり出来てしまった。
明日はお蝶サマの誕生日という日、ひろみはプレゼントのラケットを会に行く。だがその帰りエレベーターで男に犯されるが、ひろみは感じてしまう。
翌日、テニス部に新任のコーチがやってきた。昨日のエレベーターで犯した男ではないか。相変わらず坂西君は体を求めてくる。報道部員の玉本はひろみのことが好きでいつも盗撮している。その盗撮ビデオには坂西とひろみがキスしてるところも写っていたが、それをテニス部の女子にも見られてしまう。それをお蝶サマにご注進される。お蝶は坂西君とホテルに行き、「ひろみには手を出さないで」と約束させる代わりに体を許した。
それを玉本は窓から盗撮し、ひろみにも見せる。
ひろみは坂西を攻め、お蝶はひろみが好きだと告白することに。
「男とは関わらないようにしましょう」と二人で約束する。
今度の試合の代表を決めるために候補のひろみとお蝶を試合させるとコーチが言い出す。コーチは雨の試合のための特訓と称して風呂場で水を浴びせながら素振りをさせる。やがてコーチは犯しだす。それをお蝶に見られてしまう。お蝶に嫌われたと自殺を考えるひろみだが、それを止めたのは玉本だった。
ひろみはお蝶との試合に勝つ。


話は全部書いた。
後に日本映画の代表的監督の一人になる金子修介のデビュー作。
先日、金子監督が自身のにっかつ助監督時代をつづった「無能助監督日記」を読み、その最終章に出てくる監督昇進作についても書いていたので見てみた。

後に大監督になる監督のデビュー作、という目で見てしまうが、もし何も知らないで見たらどう思ったろう。
この映画、55分なのだが、それでもカラミは10回ぐらいある。
70年代から宇野鴻一郎と言えば官能小説の代名詞で「私、○○なんです」というフレーズも(読んではいないけど)知っていた。
原作と言うけど事実上はオリジナルである。

とにかくエッチな女の子の独白が時々入る、というのが宇野鴻一郎で、会社からは「宇野鴻一郎的であること」を求められていたようだ。
そして実際にそうなっている。

コメディと割り切っていて、体を許すまでの葛藤、みたいなものはなく、ホイホイ脱いでいる。でも私なんかはポルノなんだからコミカルなものでいいと思う。

「太陽がくれた季節」なども効果的に使われ、ベタではあるけどコメディになっている。やっぱり娯楽映画としてしっかり出来てるな、という印象。
山本奈津子はかわいい。
20年後、「ウルトラマンマックス」(監督:金子修介)に出てきた時は驚いた。それからもう20年経ったのか。驚く。






沈黙の艦隊 北極海大海戦


日時 2025年9月27日17:50〜
場所 TOHOシネマズ新宿・スクリーン4
監督 吉野耕平


日本国総理・竹上登志雄(笹野高史)との会談を終えた「やまと」元首の海江田四郎(大沢たかお)は米軍の攻撃を交わし国連総会に出席するためにニューヨークへ向かう。ニューヨークに向かいには北極海を抜けることになる。
海上は氷のために上からの攻撃は無理。アメリカは原子力潜水艦を派遣する。これもなんとか交わす「やまと」。
一方日本では「やまと」問題の国民の信を問うために解散総選挙が行われた。「やまと」を指示する竹上は新党「新民自党」を立ち上げる。影山外務大臣は(酒向芳)は海渡幹事長(風吹ジュン)とともに党に残った。曾根崎防衛大臣(夏川結衣)も新党を立ち上げ、民自党の派閥・鏡水会の大滝(津田健次郎)もまた新党を立ち上げ、与党は分裂。
選挙結果は「新民自党」が第一党となり、竹上の続投が決まり、大滝と連立することに。
ニューヨークには絶対に入らせないとするアメリカのベネット大統領はニューヨーク沖に大西洋艦隊で迎え撃つ。しかし海江田は「国連総会に出席するだけで攻撃の意志はない」とマスコミに訴え続け、自分を攻撃するアメリカを逆に悪者にしてしまう。


2年前だったかに公開された「沈黙の艦隊」。
そのときは途中で終わるとは思っていなかったので、激怒している。
その後アマゾンプライムで配信がはじまり、映画の続きかと思ったらこちらは話は最初から。映画版は最初の4話ぐらいの再編集だったのだ。
前回の映画版は「やまと」独立宣言あたりで終わってたけど、アマゾンプライムでその後の竹上総理との会談、東京湾開戦が描かれる。
今回の映画はその続き。
ニューヨークに向かうやまとのと米軍の攻防を描く。

北極海海戦は潜水艦が後ろから来たと思ったら突然前方に現れる。
実は音紋が似た2隻いたという作戦。この2隻はアメリカのエリート兄弟が艦長をしている(弟は養子らしいが)
兄弟だからこそ連絡を取り合わなくても連携がとれていた、というオチ。

この兄弟の絆が子供の頃に釣りに行っていろいろ教えてもらったという思い出とともに語られる。兄弟の美しい絆かあ。個人的にはいろいろ思っちゃうんだよな。

ここもかなりの緊迫した展開なので十分満足。次回はニューヨーク沖海戦、と思って映画は終わりだと思ったのでまだ続くのでびっくり。
結局ニューヨーク沖海戦まで描いたからあとは国連総会か。

ネットで見ると「原作はもうすぐ終わるから映画1本分の分量はない」というかいうのを見かけたので、あとはアマゾンプライムでの配信を見ることになりそう。
早く観たいですね。

個人的には東京湾海戦まで大活躍だった「たつなみ」の深町艦長(玉木宏)たちがいっさい出なくなったのが残念。特にソナー担当のユースケ・サンタマリアの「やる気がなさそうでやる気がある」キャラが大好きだったので残念。
アマゾンプライムのシーズン1最終回では「集まってくれ」とか言われて活躍しそうだったんだけどなあ。

アマゾンプライムでの配信が主で映画は「スペシャル版」と解ってみてるから今回は純粋に楽しめた。

でもこの映画、第二次日米戦争なんだよね。
あと総理の竹上登志雄という名前、連載当初の竹下登をもじったものだったんだよなあ。時代を感じる。





花火思想(櫻井拓也七回忌上映)


日時 2025年9月27日13:30〜
場所 ネオ書房(二十世紀カフェ)神保町
監督 大木 萌
製作 平成26年(2014年)


櫻井拓也さんの七回忌の追悼上映。櫻井さんが亡くなったのは2019年9月。その2週間前にいまおか監督と3人で飲んだ。突然死だったので亡くなったという連絡を夜11時過ぎにいまおか監督から電話で連絡を受けたとき、絶句した。絶句とはああいうことをいうのだ。
「いや、でも2週間前に3人で飲んだじゃないですか」と不条理なことを言った覚えがある。

前も書いたかも知れないけど学芸大学駅近く(だったか)の葬儀場は人であふれかえっていた。500人はいたんじゃないか。その前の週まで竹洞組の撮影で青森合宿していたこともあり、ピンク映画の女優さん(辰巳ゆいさんとかいたと思う)も来ていてみんな泣いていた。
ピンク映画の関係者も多く、それだけ彼が愛されていたということだ。
祭壇の遺影は「オレとアイツの集金旅行」の時に撮影されたスチルから使用したらしい。
(ピンク映画では当然のことながら女優さんがメインなので、作品数は多かったがスチルはほとんどなかったらしい。でもゲイ映画のスチルでよかたのだろうか?)

9月の下旬で喪服を着るには暑かった記憶がある。
僕が櫻井さんと知り合ったのはいまおか作品に出るようになってからだからこの「花火思想」の頃は知らなかったし、公開時には映画も見ていない。
この映画の5年前のネオ書房(阿佐ヶ谷)での追悼上映だ。

感想を読み直したが、特に変わらない。
クリエーターが「俺には才能があるのか?」「売れるためならなにやってもいいのか?」「それが正しいことなのか?」と自問自答し、「でも何かがやりたい、それが何かはわからないけど」と苦悩する若者の話。

前も書いたけど10代20代はこれからの長い人生を「こう生きたい!」っていう願望がありますからねえ。
さすがにもうそういうのはなくなって(ないわけでもないですが)来るし、現実とのすりあわせ方も心得てくる。
最近は「こうありたい」と「現実の自分」のギャップを埋められないから、もう人生終わらせたくなりつつありますが。

この映画の櫻井君は僕が知ってる櫻井君より少し若いんだけど、なんか懐かしい。生きていたらどんな30代になっていたかなあ。
地上波テレビや大手シネコンで上映される役者になっていたかな。

今日は大木監督と切通理作さんのトークイベント付き。
バンドからはずされるドラマー役の方が最初は主役で撮影が進んで(といっても1日だけだったらしいが)仕切り直しになったときに櫻井さんにかわったのだという。
現実でも映画でもはずされる役で、本人は納得がいってない様子だったと監督は言っていた。

また櫻井君の映画も見てみたいな。全作品は観てないだろうから。






キムズビデオ


日時 2025年9月22日20:05〜
場所 新宿武蔵野館・スクリーン3
監督 アシュレイ・セイビン、ディヴィッド・レッドモン


2008年に閉店したニューヨークの伝説的なレンタルビデオ店キムズビデオ。
オーナーは韓国人だが大型チェーンのレンタル店(ブロックバスターとか)にはないマニアックな品ぞろえで映画マニアでは有名だった。
世界各国の映画祭に社員を派遣したり、大使館を通じて世界中のマニアックな映画たちのビデオをレンタルしたり、海賊版も販売していた。「ゴダールの映画史」など発売されていないビデオを扱っていて、ゴダール側から訴えられたり、FBIからも捜査されたこともあったそうだ。
一時期はニューヨークに8店あった。
時代の流れで閉店することになり、その所蔵ビデオ群を引き取ってくれるところを公募した。イタリアのシチリア島のサレーミ市に引き取られたことがわかった。
キム氏の条件は「キムズビデオの会員証を持つものが来たら自由に利用できること」であった。
会員だったデヴィッド(監督)が行ってみても「立ち入り禁止だ」と相手にされない。
建物の中にあいてる扉があったので入ってみるとビデオ群はあったが、整理されておらず、到着時の段ボールから出した形跡すらない。
このビデオをなんとか救出しようと監督はビデオの管理人の現市長、受け取り時の元市長、オーナーのキム氏などを訪ねるのだが。


知り合いから「映画好きにはたまらない」と評判を聞いたので鑑賞。
劇映画だと思っていたらドキュメンタリーである。
「サレーミというのは『ゴッドファーザー』の舞台となった近くだ」などとやたら映画が引用されるが私は知らない映画ばかり。
日本未公開の映画もあるのかなあ。

途中、「元市長はマフィアとつながりがあるのではないか?」などと何か期待されるがそれはなし。監督の妄想なのだろうか?
結局は町おこしでイタリアの田舎町がビデオをもらったんだけど、結局活用もせずにそのまんま、という感じではなかろうか?

最後には監督は「ビデオ救出作戦だ!」として、強奪映画を参考にして「『アルゴ』みたいに映画のスタッフとして倉庫に入ろう」と行って倉庫に潜入。彼等はヒッチコックとかの手製のお面をかぶって運び出していく。
最初は「もう手放したものだから」と関心のなかったキム氏だが、救出したビデオを見て心が変わったのか、市長と相談し、返却してもらった。

なんでもかんでも映画に結びつけて発想する監督は重度の映画狂としか言いようがなく、そこに共感するかと言えば私はやはり「映画館派」なのでレンタルVHSにはそれほど思い入れがない。
もちろん利用したことがない訳じゃないけど、今でも映画館派なので、そこまで監督には共感しなかったなあ。





イエロー・ドッグ


日時 2025年9月21日
場所 衛星劇場録画
監督 テレンス・ドノヴァン
製作 1973年(日本公開1977年)


日本から特命を帯びてロンドンにやってきた日本の諜報員・木村(田宮二郎)。ロンドン行きの飛行機の中でハイジャックに遭遇。そこで隣の席になった男に不振を感じる木村。彼はライフの記者だという。ロンドンの街で再び彼に会い、飲みに誘うが断られる。その夜、ホテルに帰ると部屋でその男が襲ってきた。やむなくナイフで殺す木村。
仕方なくイギリス情報部に相談。でも日本からは「君のことは聞いてない」と言われる。木村はビューズリー博士が今度来日するので、その事前調査に来たと告げる。ところがイギリスはビューズリーについては全く知らなかった。
ビューズリー博士はアメリカで研究していたがイギリスに帰国していた。アメリカでの研究は成果がなかったと言ってるが実はそうではないらしい。
木村はまず彼の研究を探るために博士の助手だったフィッシャーを科学雑誌の記者としてインタビューするが彼もよく知らないようだ。
再度フィッシャーを訪ねる木村。別の雑誌の記者・デラがフィッシャーを連れ去ったようだ。それを追う木村。
フィッシャーを巡って銃撃戦が起こる。どうやら複数の組織がビューズリーの研究を狙っているらしい。
イギリス情報部はビューズリー博士から事情を聞く。表向きは研究は失敗だったとしているが、水をエネルギーに変える効率的な方法を開発したという。
木村はイギリス情報部の監視下におかれるが彼もまたデラの組織に狙われる。そしてイギリス情報部の人間とともに拉致される。


話を書いていてもさっぱりわからない。わかるんだが展開が支離滅裂である。
脚本は橋本忍なのだが、ほんとに橋本忍が書いたのかな?仮に本人が書いていてもむちゃくちゃである。もっともこの支離滅裂さ、むちゃくちゃさが後の「幻の湖」につながったと考えればそれなりにつながる。

冒頭からして変なのだ。
飛行機がハイジャックされたと機長が管制塔と交信するのだが、その次では客室の田宮二郎のシーン。すでにハイジャックは終わってロンドンに向かっているという。
「?」である。なんかこう「点検のため一時停止します」とダイヤにない駅に停車した急行列車なみの気軽さである。

そこで田宮が隣の男が変わってるのに気づき「この男を乗せるためにハイジャックしたのか」と察知する。そのためにロンドンで近づくが逆に襲われるという展開。

んでイギリス情報部に後始末を頼むが「お前誰?日本からはなにも聞いてないよ。それよりホテルのカーペット代を何とかしろ」と言われる。
その後ごちゃごちゃとデラを始めいろいろスパイが出てくるのだが、アメリカなのか東側なのかさっぱりわからない。

レストランで007風にイギリス情報部の部長の秘書を食事に誘うが襲われる。
ここで普通のスパイアクションなら襲ってきた男が逃げたら車で追ったりしてのアクションシーンとなるはずなのだが、あっさり逃げられる。
んでデラを追って地方に行くとデラと一晩を過ごす。
「こうやって助手もハニートラップに引っかかったのか」と口説いたのか誘惑されたのかがはっきりしない。

この拉致された助手を救うのだが敵同士が銃撃戦になる。
ここでも「敵同士撃ち合えば楽でいいだろ」と自分は撃たない。
そもそもナイフ投げが得意らしいが、ナイフ投げをしたのは最初だけなんだよね。
でもこの銃撃戦のシーンは割と迫力あった。他が退屈すぎるとも言えるけど。

また例のカーペットの一件だったかでイギリス警察の柔道の猛者を道場で柔道対決をする。「柔道は出来ない」とへっぴり腰で逃げていたがあっさり負けて「イエロージャップめ!」と罵倒されて木村は激怒。
相手の右腕と顎を脱臼させ「ジャップまでなら許せるが、イエローとは言うな」と決めセリフ。
田宮二郎の二枚目ぶりがさえる。

結局デラが博士の研究書類を持ち逃げしようとし、イギリス情報部員と木村は田舎の家に監禁される。
ここからが謎の展開なのだ。
木村は情報部員の上着を脱がせて重ね着する。そして四畳半ぐらいしかない部屋の中を走り回る。そして汗をかいてその汗を持っていたおにぎりに塗り込んで格子付き窓から投げる。そしてそれを目当てに犬を呼んで騒いでもらって近所の人に助けてもらおうという展開。

実は今回初見ではなく77年の公開時にも観てるのだが、この珍妙な脱出方法は記憶に残った。
狭い部屋を田宮二郎がぐるぐる走るシーンは実に珍妙である。子供心に変だった。それは50年経って観た今でも変わらなかった。

さらに脱出してデラを追う。東京行きの飛行機に乗ると確信したイギリス情報部は捜査員を動員して空港に張り込む。
デラを発見したが、彼女がトイレに入った隙に見失う。彼女は客室乗務員に変装し、捜査員を巻いたのだ。

でも東京行きの飛行機に乗るのはわかっているから木村と情報部員がその飛行機に乗る。「もうイギリス領空は離れたからあなた方には手出しできないわ」とうそぶくデラ。
そして木村に写真の束を渡す。それは木村がロンドンについてからの行動を撮影したのものだった。木村はすべてデラたちの監視下にあったのだ。
落ち込んで錯乱した木村は「この飛行機をハイジャックする」と言い出す。
しかし情報部員は「俺に任せておけ」と言ってパーサーと交渉し、ロンドンに引き替えさせる。で終わり。
なんだよそれ??

そもそも木村って「犬が嫌い」という奴でへたれかと思えば急にかっこいい。キャラが一定していないのだ。そういうことは言い出したらきりがないんだけど。
最初の方で「俺の嫌いな犬が俺を儲けさせてくれる」と犬のレースで賭をしてる。競馬ならぬ競犬である。そういうのがロンドンにあると初めてしった。

数々の名作を知ってる方からするとこの橋本忍脚本には疑問しかない。橋本はこの映画についてなんと言ってるのだろうか??

そして映画の製作は田宮プロモーションとドノバンプロ。要するに田宮の自主映画である。「国際スターになりたい!」と願った田宮は自分で外国映画を作ったのだ。
ところが相手の会社が倒産したり、さんざんな目にあったようだ。さらに配給先が決まらず、自宅に知り合いの映画記者を招いてホームパーティを行い上映会も行ったらしい。とにかく苦労したようである。

結局松竹が「錆びた炎」と2本立てで公開。
特にヒットもせず、話題にもならず、ソフト化もされず、日本公開48年を経て初めてテレビ放送されたのだ。
なんとも数奇な。奇妙な、珍妙な映画である。
でも記憶には残る。





宝島


日時 2025年9月20日16:20〜
場所 TOHOシネマズ新宿・スクリーン6
監督 大友啓史


1952年(昭和27年)沖縄。そこでは自分たちを戦果アギヤーと称する若者たちが米軍・嘉手納基地を襲い倉庫荒らしを行い戦利品を地元の人に配っていた。主なメンバーはリーダーのオン(永山瑛太)、オンの弟のレイ(窪田正孝)、グスク(妻夫木聡)、オンの恋人のヤマコ(広瀬すず)。だがオンはヤマコには「危険だからお前は基地には入るな!」とフェンスの前で待たせていた。
ある日、一緒に入った連中が武器の持ち出しを行い、米兵に追いかけられグスク、レイは逃げ出せたが、残ったオンはその日から行方不明になった。
6年が経った。グスクはオンを探すことが目的で刑事になり、レイは事件後捕まって刑務所に入れられ出所後、そこで知り合った連中と連むようになり今はやくざになっていた。ヤマコは特飲街で働きながら教師を目指している。
沖縄では米兵が強姦、暴行を行っても犯人がMPに身柄拘束されれば「合同捜査」と言いながら日本側には何の情報も与えられず帰国させていた。
そんな日常に常に住民は不満を抱えていた。
ヤマコは小学校教師になった。その学校には米軍の飛行機が落ちたが、「操縦士は最大限の努力をした」とお咎めなし。
そんな日々が続く中、グスクは武器密売を行う連中から「オンは予想外のものを手にした」という話を聞く。
ヤマコは沖縄日本復帰運動に参加する。ベトナム戦争が始まり、兵士たちのストレスが大きかったのかその反動での沖縄での事件が頻発する。
そして米兵の飲酒運転の交通事故を発端についに住民の怒りが爆発。コザ暴動へと発展する。その暴動に乗じてグスクはオンやレイが米軍基地に突入するのを見かける。それを追うグスク。レイは毒ガスを米軍から手に入れそれを武器に米軍と戦おうとしている。


戦後沖縄の基地問題を真正面から取り扱った上映時間3時間を越える超大作。とにかくコザ暴動のシーンを始め、昭和20年代30年代の沖縄を再現し金がかかってる感が満載だ。

考えてみればアメリカ占領時代の沖縄を舞台に映画って少ない。「警視庁物語」でも1本あったよな。それと「沖縄決戦」のロケか。
戦争中は日本から見捨てられ、戦後も日本から見捨てられた沖縄、戦後の本土復帰運動があって本土復帰を果たしたと思ったが、肝心の米軍基地はそのまま。
この基地問題は今でも解決していない。先日の朝日新聞でも「米兵が執行猶予になればすぐに帰国させ事実上無罪放免にさせるのが常態化」という記事が出た。

しかし3時間超えは長すぎる。原作があるのでそれを尊重する意味もあったのだろうけどね。途中で休憩が入るわけではないのでこれはつらいわな。「国宝」も3時間だったけどなぜ途中で休憩を入れないのだろう。
昔は入ったのにね。

話も「オンはどうしたのか?」の縦糸があるにも関わらず、それを往生法はあまりでず、基地問題の話が中心だ。
それはそれで興味深いが、なんか話の縦糸が中途半端なんだな。
ヤマコが本土復帰運動に関わっていくのだが、復帰反対派も存在する。
基地の米兵相手の特飲街をはじめとする「基地があるから商売になる」人々だ。

これらの話を挟みつつ、米軍側の将校、その通訳との対立と協力。
本土側なのか米軍側なのか正体不明の男にグスクが「そのうち俺らも限界が来るぞ」というが「限界?フェンスの前でデモをするのがお前等の限界だろ」とあざ笑う。
そしてついにコザ暴動が起こる。

このコザ暴動のシーンでそれを見て笑うしかないグスク、そして基地でテロ活動をしようとするレイとの対決に至る30分以上のクライマックスは迫力があった。
うがった見方をすればそれまでだらだらとした2時間半を耐えたからこそこのクライマックスのカタルシスがある。

ヤマコやグスクが目をかけていた孤児の少年がいるのだが、その少年はレイのオンがいなくなった日に一緒に基地に入った臨月の女性が産んだ子供でその子供をオンは育てていたという結末。

後半のコザ暴動につながるクライマックスは迫力があったが、映画船体としてはやや冗漫。
でも基地問題、沖縄問題を真正面から扱った大作として評価すべき映画である。
よかった。
妻夫木聡もコザ暴動のシーンでは最高であり、近年やや活動が目立たなかったが、本作は本領発揮である。



劇場版 チェンソーマン レゼ篇


日時 2025年9月20日12:15〜
場所 TOHOシネマズ新宿・スクリーン9
監督 吉原達矢


悪魔が日常的にいる世界。チェンソーマンに変身できる能力を持つデンジ(戸谷菊之介)は公安対魔特異4課に所属している。いつもバディを組んでいる魔人のパワーが血抜きのため一時バディを離れることになり、しばらく鮫の魔人ビームと組むことになった。
ある日、あこがれの上司マキマからデートに誘われた。1日で映画を5本観た。映画がいまいちだったので「俺は心がないのかな?」と思ったデンジだったが、最後の映画で感動して泣けた。それで自分にも心はあるのだと思うことができた。
ある日、ビームとパトロール中に雨にあって電話ボックスで雨宿りするデンジ。そこへきれいな少女が入ってきた。それがレゼだった。
レゼは近所の喫茶店でバイトしてるという。彼女に誘われその店に行ってみるデンジ。レゼは自分に気があるんじゃないかと思ってしまう。
マキマへの恋心を抱えたままレゼへの気持ちも体が反応してしまう。
夏祭りに二人で行き、人気のない場所で花火を観る。キスをする。しかしそこでレゼは本性を現しデンジを殺そうとする。
レゼはデンジの心臓をねらう悪魔の一味でそのためにデンジに近づいたのだった。


「UnitUp!」で活躍した戸谷菊之介が主演をつとめるアニメ。「UnitUp!」はここでは全く触れてないが、平井亜門が声優&劇中の歌唱もしたTVアニメで戸谷は平井と同じグループでそこから気になっていた。
戸谷のプロフには「チェンソーマン」というのがあり、そこそこ人気のマンガ&アニメらしい。
今回映画化したので観てみようと思って、一応テレビシリーズも観てないと話が分からないだろうと思って30分12話を今週NETFILXで予習して映画を鑑賞。

いや予習していってよかった。
実はテレビシリーズを観てるときから「悪魔がいて人間と戦っている世界」という世界観になじめないし、チェンソーマンに変身して戦うんだけどやたら血しぶきが出てそういうのは苦手である。
だから正直いまいちの評価しかなかったけど、さすがに予習していってよかったね。
そうでなかったら映画の世界に全く入れなかったろう。

「悪魔が普通にいる世界」というのがテレビシリーズを観ていた頃はなじめなかったが、さすがにもうなじんできた。違和感を感じなくなった。慣れという奴か。
逆に個性的な4課のメンバーにも親しみを覚える。熱い思いを抱えながら戦う早川アキはひたすらかっこいいし、すぐに「辞めます」と怖がるコベニはコメディリリーフである。

またテレビシリーズを観てるときは「主人公が自己肯定感が低い」「上司が美人」「バディが生意気女子」「悪魔」という骨格が「エヴァンゲリオン」に似てると思って検索したら、実際そういう意見もあり、原作の藤本タツキ氏も「エヴァ」のファンと公言してるようだ。

それにしても「自分が好きになった女」が「実は自分の敵だった」「戦って倒すが、自分のことを好きだったのは少しは本当だったんじゃないか?」っていう展開で、私は好きな話である。
いいねえ、ハードボイルドだねえ(使い方、変か?)。

戦いの最後に「じゃ出会ったときなぜ殺さなかった!」と言われ答えない。それでも最後に出会った喫茶店でレゼを待つデンジ。表ではマキマがレゼを殺す。
いい展開だった。

エヴァには燃えなかった私だけど、「チェンソーマン」はサブキャラも好きになってきたので、今後も見続けたい。

本日は公開記念舞台挨拶が行われ、その中継付きで観た。
司会者が「昨日公開で順調なロケットスタートで最終興行収入は50億がねらえる」という話が出た。
その話の後の舞台挨拶では戸谷がスターに見えて遠くに行ってしまった感あり。
感無量だった。





美味しい運命(3回目)


日時 2025年9月13日18:15〜
場所 池袋シネマロサ・スクリーン1(2F)
監督 山内大輔
製作 OP PICTUERES


ストーリー省略。
今回は舞台挨拶後、サイン会付き。
チケットをネットで予約するときに一番前の端のほうが空いていたのでたまにはいいかと買ってみた。(以前「ガッパ」を観たとき迫力云々ではなく、画面酔いをしたので一番前はいい印象がない)
結果的には画面が大きすぎて見づらいということもなく、鑑賞できた。劇場にもよるのだろう。

舞台挨拶はこの後にサイン会があるので比較的短め。
登壇は山内監督、向理久、烏丸達平、西塚郁哉、かさいあみ。
主にオーディションの話。
烏丸さんはこの映画の時にはオーディション経験はあまりなく、緊張したそう。山内監督ともこの時が初めてあったそうだ。
西塚さんはオーディション経験は何回もあったので緊張はなかったが、BL作品は初めてだったというような話。

サイン会は山内監督以外の4人。
向、烏丸、西塚、かさいの順。
烏丸さんに「山内監督とはこの映画が初めてということですが、この映画があって『夜王シリーズ』のホストのJINになるわけですか?」
「まさにその通りです」
向さんに「松城かなたの頃から観てます」と毎回会ったときにいうのだが、笑っている。今日もそれを言ったら(席が離れていたにも関わらず)かさいさんに聞かれ、「長い(ファン)ですね〜」と言われました。

そんな感じであわただしいサイン会でしたが、考えてみれば向さんのサインは初めてだと思うし、烏丸さんもサイン会は初めてだ。
貴重な会でした。






ベートヴェン捏造


日時 2025年9月13日15:20〜
場所 グランドシネマサンシャイン池袋・スクリーン2
監督 関和亮


ある中学校の放課後。音楽室に忘れ物を取りに来た中学生は音楽教師(山田裕貴)が一人でピアノを弾いているのと出くわす。「今弾いてたのはベートヴェンですよね?」「よく知ってるね」とベートヴェンに関する逸話を話し出す。しかしよく知られてるエピソードはベートヴェンの秘書だったシンドラーによって作られた部分が多いらしいと話し出す。
シンドラーは農家の生まれで音楽の才能がありヴァイオリン奏者だった。あるパーティでベートヴェンに出会い「君秘書をやらないか?」と言われ、もともと熱烈なベートーヴェンのファンだったシンドラーは即答する。
一時期はベートヴェンの秘書として活躍していたが、ベートーヴェンに会う人を勝手に決めたりしてやがて疎まれるようになる。
後期の代表作「第九」を演奏したときに満席で大好評だったにも関わらず、収益が少なかったのでベートーヴェンに「中抜きした!」と疑われクビに。その後の秘書になったのがホルツ(神尾楓珠)だった。
やがてベートーヴェンは亡くなった。彼の死後、シンドラーはベートーヴェンの資料を集めようとする。その中には耳が聞こえなかったベートーヴェンとの筆談のやりとりを書いたノートもあった。
シンドラーは時間を書けてベートーヴェン伝を執筆する。
だがアメリカのベートーヴェンファンで研究者のセイヤー(染谷将太)はシンドラーの本に疑いを抱く。


ベートーヴェンの没年は1827年、享年56歳。
日本で言えば江戸時代末期である。ちなみに坂本龍馬の没年は1867年で享年31歳。
日本人がベートーヴェンを演じる違和感は冒頭で中学教師と生徒の会話、という物語の形式が説明されるので、登場人物は中学生の脳内のイメージである。だから違和感はない。

「ベートヴェンの逸話は作られたもので、実際は不潔で癇癪持ちなおっさんだった!」というコメディかと思ったら、そこは映画のテーマではない。
秘書シンドラーがなぜベートヴェンを偉人化したかということが映画の中心点である。

シンドラーはベートーヴェンが好きすぎて「彼は偉人でなければならない!」として話を作ったらしい。それにセイヤーは気づいていたが発表しなかった。
その話を聞いた中学生はいう。
「それって気づいても言わなかったんじゃなくて、気づいてなかったんじゃないですか?」
そうかも知れないね。

ファンすぎると返って偉人に脳内変換してしまうことはよくある。
これは歴史上の人物だけでなく、現在でもそう。人物だけでなく歴史上の出来事さえも書き換えようとする。
いわゆる「歴史修正主義」である。

だからベートヴェンだけの話ではない。すべての人物、すべての歴史上の出来事には誰かの記録を元にする。その人物の考えのバイアスがかからないとは言い切れない。むしろ入るのが普通だ。

中学教師は学校にコーヒーメーカーを持ち込んでいる。それで生徒にもコーヒーを煎れてあげる。
教師「内緒だよ」
中学生「もちろんです。理にかないませんから」

歴史ってその時代、その時代に理にかなうものだけが残されていく。
この映画はベートーヴェンを素材にしてるけど、その先の「歴史の書き換え」「歴史を伝えることの難しさ」を問うている気がする。





怪獣島の決戦 ゴジラの息子(4Kリマスター版)


日時 2025年9月13日12:30〜
場所 TOHOシネマズ日比谷・スクリーン6
監督 福田 純
製作 昭和42年(1967年)


ストーリー省略。
映画日記を見ると浅草東宝でオールナイトで見たときのことが書いてある。
このときはすでに大人だったので特に今回見て感想を新たにしたということはない。
前も書いたけど、この映画は子供の頃に観た記憶がある。
大カマキリが夜歩くシーンが怖かったなあ。
初めて観たゴジラ映画はこれだったかも知れない。初公開ではなくチャンピョン祭りだったと思うのだが。

当時は日本も人口が増加中で人口爆発で食料危機が起こると思われていた。もちろん世界規模でいえば人口は増加中でこの問題は解決されてないけど日本だけでいえば少子化で人口減なので切迫感はない。
そういった社会問題を根底に据えた気候変動化計画は映画のテーマとしては興味深い。

また南の島が舞台なので前の「南海の大決闘」と同じく「低予算化」したと思われたが、それは違うだろう。
キャストも高島忠夫、平田昭彦、佐原健二、土屋嘉男、久保明と東宝SFを支えたオールスターである。
ロケも椰子の木が生えている海岸が出てくるけどどうにも合成にも見えない。ネットで検索するとやはりグアム島までロケに行ってるというではないか。

「怪獣対決」「宇宙怪獣登場」と来たから今度は「都市の破壊をやめる」「子供向けを意識する」「コミカル化」という路線変更しただけではないか?
これがやはりファンには結果的には不評だったので平成以降は「恐怖のゴジラ」「大都市の破壊」というのは定番化したわけだ。
そういう風に歴史は解釈した方がいいですね。




ブラック・ショーマン


日時 2025年9月12日18:55〜
場所 新宿ピカデリー・シアター2
監督 田中 亮


かつてはアメリカのラスベガスでマジックショーを行い、大成功をしていた神尾武史(福山雅治)。今は恵比寿でバーを開いている。
武史の姪の真世(有村架純)は結婚を控えているが、式の準備の打ち合わせの席で父・英一(仲村トオル)が亡くなったと知らせを受ける。しかも殺されたという。
父の住む実家に帰る真世。そこへ武史もやってきた。「実の兄が殺され頼んだ。俺が真相を暴く」という武史。「真相を知ることは知らなかった父の一面を知ることになるかもしれない」と一度は止められた真世だったが、彼女も手伝うことに。
英一は中学の国語の教師をしていて今も生徒に慕われている。この町も過疎化が進み、町おこしのために大ヒットマンガ「幻脳ラビリンス」を利用しようとしている。そのマンガの作者・釘宮(成田凌)もこの町の出身で真世の同級生だった。
真世の話では中学時代は真世の父親が担任教師ということで「先生の盗聴器」といわれて真世はのけものにされていたという。同じように陰キャだった釘宮と仲良くなり、それを助けてくれたのが津久見君だった。だが津久見君は病気で中学時代に亡くなってしまった。
父は恨まれるような人じゃない。ではなぜ、誰に殺されたのか?


「ガリレオ」のヒットに続き、同じく東野圭吾原作作品。
東野さんが福山雅治と話す中で「ダークヒーローを演じてみたい」という言葉がきっかけだったというから、完全に原作者も交えての新プロジェクトである。

正直、つまらないという訳ではないが、特別に面白いという訳でもない。2時間強の上映時間を退屈せずに観れたからまあ面白い部類には入るんだろうけど。

物語の舞台が「ド田舎」のように扱われてるけど、東京に日帰りできるような場所だから、千葉や神奈川の奥地なのかな?栃木や群馬あたりでもありだけど。

難点を言おう。
根本的に映画でマジックをやってもだめ、というのが私の持論である。映画は単純に言えばカットを変えたりとか編集や映像の加工で何とでもなるので、本当のマジックなのか、映像の加工なのかが区別がつかず、すごいマジックを披露しても「映像の加工でしょ?」と思ってしまう。
言ってみればどんなにすごいマジックをしても「SF映画の映像と同じ」と思ってしまう。
だから冒頭のラスベガス時代のマジックを延々見せられても何の驚きもない。

犯人を書いちゃうけど、釘宮が書いた「幻脳ラビリンス」は絵は釘宮だが、ストーリーは亡くなった津久見君が残したノートに基づくものだったのだ。釘宮はあるマンガでデビューしたが編集者から「絵がうまいが話にインパクトがない」と言われ、津久見が書いたノートの話を原作にマンガを書いて超大ヒット。そこでもう言えなくなっていたのだ。
最初から「原作:津久見」としておけばこんなことにはならなかったのに。
それを中学の卒業作文の「私の将来の夢」に津久見君が書いていたので、それを同窓会の席で英一が話そうと思っていると知った釘宮が作文を燃やすために家に放火しようとしたが先生とはち合わせてつい殺してしまった、というのが真相。

この「関係者を集めての謎解き」が40分ぐらいある。結構長い。
というかね、この話、地元の建設業者とか酒屋(「幻脳ラビリンス」の名前を新製品につけようとしている)とかが絡んでの町おこしのために実業家の裏金を出させ云々という話が出てくる。
こっちの方で話を引っ張って、こっちの関係者の誰かが英一を殺したという線で話を引っ張っておいて(あるいは第二の殺人が起きるとか、あるいは武史が捕まるとかでもいいかもしれない)そっちが解決した後で、「まだ英一の事件の真犯人が捕まってない」ということで釘宮と対決する、という形の方が「私は」好きである。

あと細かい点かも知れないが、武史がなぜマジシャンをやめて日本に帰ってきたのかが気になるが説明されない。
また真世が婚約者の元カノから「私は彼の子供を堕した」と嫌がらせのメールが来るが、これも決着はついてない。
2作目で出てくるのかな?

でもシリーズ化したいかも知れないが、今回は身内だから事件に関われたが、2作目はどうなるのかね?
真世の結婚相手(伊藤淳史)が殺人の容疑者とされて武史が動くとかの設定かな。




美味しい運命(2回目)


日時 2025年9月9日18:30〜
場所 池袋シネマロサ・スクリーン1(2階)
監督 山内大輔


ストーリー省略。
前回観たときは烏丸達平の出番が少ないような気がして不満を感じたが、今回はどの辺に出るかわかっていたのでそれは気にならなかった。

本日は向理来、烏丸達平の二人だけの舞台挨拶。
油断してたらいきなり二人が登場。司会なしである。オークラも誰か司会しろよ。
そんなことより烏丸達平さんが髪をばっさり切っていて驚く。
ちょうど「恋愛スクランブル」の頃のような好青年の髪型である。
私はこっちの方がいいと思う。

二人の舞台挨拶はただだらだら話すのではなく、一応質問事項など紙に書いて向君が持ってきている。

向「舞台挨拶は緊張してる?」
烏丸「今日で4回目ですがこの映画の初日舞台挨拶の時が一番緊張しました」
向「烏丸君は最初に『美味しい運命』の台本を読んだときの感想は?」
烏丸「割と素の自分に近い感じがして入りやすかったですね」
向「人を殺したことがあるとか?」
烏丸「それはないです(笑)」

今回の出演はオーディションで烏丸さんは決まったそうだ。
てっきりそれまでオークラ作品に何本か出てるので最初から決まってたのかと思った。

向「山内監督の印象は?」
烏丸「オーディションで最初にあったんですが、ちょっと強面な感じで怖かったんですが、現場始まるとそんなことはなくやりやすかったです。あとなにが起こっても動じない感じ。現場でトラブルがあっても『なんとかする』って感じで」

今回の撮影は12月28日ぐらいから30日までの3日間で撮ってるそうだ。そりゃ速い!
またナヲトと憐の出会いのシーンの屋上は早朝に撮ったのだが、床というのは案外冷たくて結構体温が取られるそうで、烏丸さんは寒かったとか。
そのときの「おい!」の声のかけたかが監督がなかなか納得しなくて粘ったとか。

向さん曰く「『おい』とか『えっ』とかの何気ない一言の方が案外難しい」だそうで、この朝もなかなかOKが出ない。
「これが夜の撮影だと押してくるから監督も妥協するが、朝は粘る」そうです。

向「せりふはどうやって覚えますか?」
烏丸「何回も読み込んで覚えます。自分のせりふは声に出していうんですが、電車の中でも小さい声で言いながら覚えることもあります。最近、相手のせりふを自分で読んで録音してそれと対話しながら覚えています」

こんな感じ。
あとはグッズの案内と次回9月13日の舞台挨拶日にはサイン会も行われると発表。もう行くしかないです。






遠い山なみの光


日時 2025年9月7日14:00〜
場所 TOHOシネマズ新宿・スクリーン6
監督 石川慶


1982年イギリス。日本人の母・悦子(吉田羊)とイギリス人の父の間に生まれたニキは久しぶりに実家の母の元を訪ねた。今はロンドンに住んでいるニキ。大学でジャーナリズムを専攻していたが今は中退。妻子ある男と結婚の約束をしているが男は煮え切らない。悦子は今の自宅を売ろうとしている。実家が無くなる前にニキは母がなぜイギリスにやってきたかを教えてもらおうとやってきた。母がイギリスにやってきた理由を知ることはニキが今取り組んでいる女性の立場向上のテーマにも関連すると思えたからだ。
悦子は昭和27年(1952年)頃は長崎にいた。新しくできた団地に夫の緒方二郎(松下洸平)と住んでいてまもなく一人目の子供が産まれるところだった。団地から見えるバラックに住んでいる娘、万里子が男の子にいじめられているのを見て助けてあげる。万里子を家まで送っていき、そのことがきっかけで万里子の母・佐知子(二階堂ふみ)とも親しくなる。
ある日、二郎の父・誠二(三浦友和)がやってきた。誠二は今は博多に住んでいるが、かつては小学校の校長をしており悦子はそこで音楽の教員もしていた。
誠二はなにをするでもなく、家にいる。二郎は父のことを嫌ってる。誠二は最近の「新教育ダイジェスト」という雑誌にかつては教え子で今は教師になった松田重夫(渡辺大知)に自分のかつての教育に批判的な投稿をされ、ショックを受けていた。
二郎は戦争に行ったせいでやや指の動きが不自由だ。また悦子も被爆していたが奇跡的に助かっていた。
佐知子に近所のうどんやでの仕事を紹介する悦子。しかし佐知子は万里子や自分の被爆のことを言われ怒って客に水をかけてしまう。
佐知子は米兵の恋人がいて、彼とアメリカへ渡ろうとしている。
また誠二はある日出かける。


広瀬すず主演作ということで観た。ノーベル賞作家カズオ・イシグロが原作。監督は「ある男」の石川慶。

「ミステリー」って紹介されるけどミステリーにジャンル分けしてもいいものか。別に事件が起こる訳じゃないしな。
強いていえば「母はどうして日本、長崎を捨ててイギリスに来たのか」を探っていく。

実は詳しくは説明されないけど情報量は多い映画。
ニキの姉は自殺している。その理由は明確ではない。
二郎は戦争でけがをしたらしいけどその理由も明確でない。

ネタバレしちゃうけど、後半、佐知子がアメリカに行く時に荷造りしていたティーカップを悦子が持っている、佐知子が愛読したというディケンズの小説も悦子が持っている。
そうか、佐知子は悦子が作り出した空想の人物だったのだ。佐知子の娘の万里子はニキの自殺した姉である。

アメリカに行くときに万里子が拾ってきた子猫を「連れていけない」と水に沈めて殺してしまう。映画では佐知子が殺すのだが、このシーンはめちゃくちゃ怖い。ホラー映画並の怖さだ。

また誠二は雑誌に自分のことを否定して書いたもと教え子に会いに行く。息子・二郎が父とうまく行ってない理由を聞かれて「兵隊に行くときの親父のうれしそうな万歳がいやだった」という。
今は誠二は柔和な爺さんだがかつてはゴリゴリの軍国主義者だったのか。
教え子重夫に「あなたのしたことは教育じゃない、洗脳だ!」と言われる。
この二人が対峙するシーンの緊張感は近年の映画で見たことのないような迫力だった。三浦友和もこんな演技が出来るようになったのか。
三浦友和って今はもう70過ぎてるのだが、顔がつるぴか過ぎてなんだか年齢を重ねないのだよ。佐藤浩市とかは年齢を重ねていい顔つきになった感があるけど、三浦さんはなにか違和感があるのだなあ。
だから三浦友和って役者としてはそれほど好きではないのだが、今回のこの対決シーンは実に迫力があった。芸歴50年は伊達じゃない。

この映画、戦争そのものは描いていないが、全員が「戦争のトラウマ」「戦争の後遺症」に苦しんでいる。
誠二は全人生を否定されるし、悦子、佐知子(同じだけど)万里子は被爆の後遺症だ。二郎は指が不自由だ。

しかし佐知子と悦子が同一人物で、万里子がニキの姉ならば、二郎や誠二が同時代にいるのは矛盾する。これは昭和27年ではなく、もっと前(22〜3年ぐらい)にあったことなのだろうか?
では二郎はどうしていなくなって、悦子はイギリス人と再婚したのか?

そのあたりは全く説明されない。
しかしまあ人間の昔話なんて時系列には記憶違いもあろうし、悦子の話が嘘が多い。
二郎はどうなったか、を自分で考えるのも一つの面白さである。

広瀬すず、二階堂ふみ、三浦友和の三者は今年の演技賞ものだ。
映画自体もベストワン候補である。





天使の集まる島(トークイベント付き)


日時 2025年9月6日21:30〜
場所 テアトル新宿
監督 堀井綾香


ストーリー省略。2回観ても特に面白くはない。
本日は平井亜門さんのトークイベント付き。

監督「声の出演をやってみたかったというコメントをいただきましたが、それはなぜですか?」
平井「『Unit Up!』というアニメの仕事をやったんですが、特にシーズン1の時はどうやっていいかわからず、悔いの残る仕事だったので声だけの仕事を再チャンレンジしたいなと思ってましたので」
「今回のラジオDJの役は歌で多くの人を癒している歌手の設定だったので、自分自身とは違う人やなとか思いながらやってました」
「早口になりすぎないように時間内に収まるようにその辺りの調整をしながらやりました」
という感じで10分ぐらいあり、後半15分は観客からの質疑応答。

質問1「平井さん自身がラジオの番組を持つとしたらどんな番組をやりたいですか?」
平井「日常に起こったことを話していくような番組をやってみたいですね。実は今日、集合時間に5分ぐらい遅刻しまして(たぶん集合は21時。だから私と会ったときは急いでいた)、それは高田馬場のカードゲームのショップに行ってまして。最近、電車一駅分あるいて節約したからドリンク買おう、みたいなことをやってましてそれで高田馬場から歩いてきたら5分遅れました、みたいな日常の話ですね」

質問2「映画は入院患者の妄想の旅、という内容だと思いますが、平井さんや監督が行ってみたい場所はどこですか?」
平井「最近カードゲームにはまっていて海外のサイトからネットで買うこともあるんですが、送料とか何千円もするので直に行って買ってみたいです」
質問者「それは具体的にどこ?」
平井「どこだろうなあ(笑)」
監督「自分は海とか島が好きなので、世界の果ての島とか行ってみたいですね」
質問者「それは具体的にどこ?」
監督「世界の果てってどこだろう?」
平井「行ってQとか(笑)」

質問3「平井さんが声だけの仕事でどんなことをやってみたいですか?」
平井「僕、ドキュメンタリー番組が好きで『ノンフィクション』とか毎週観るんですけど、あのナレーションとかやってみたいですね」
平井「僕、男にしては声が高いほうでドラマとかでも知り合いから『声で出演してるってわかった』って言われることもあるんですが、そんな特徴のある声を生かした仕事もやってみたいですね」

という感じであとはグッズ(二人ともオリジナルTシャツを着用)紹介とフォトセッションでした。時間も遅いのでパンフへのサイン会はなし。
残念。
でも考えてみたら観客からのフリーの質問タイムって今まで少なかったなあ。質問が終わったら拍手もあったし「今日のお客さんは暖かいです」と言っていたのが印象的でした。





リンダ リンダ リンダ(4Kリマスター版)


日時 2025年9月6日18:55〜
場所 新宿ピカデリー・スクリーン3
監督 山下敦弘
製作 平成17年(2005年)


地方都市にある芝崎高校。明日から学園祭。軽音部のガールズバンドでは
もめ事が起こっていた。ギターの萌が体育の授業のバスケで突き指をしてギターが弾けなくなってしまった。そこで代役を頼むかどうかでバンドの創立メンバーの恵(香椎由宇)と凛子が対立、バンドは空中分解してしまう。どうしても出たい恵は自分がギターをやるという。ブルーハーツの「リンダ リンダ」と決まった。
でもボーカルがいない。「この前を次に通った人にやってもらおう」という。最初に通ったのは男子。さすがに男子はパス。次に通ったのは韓国からの留学生ソン(ペ・ドゥナ)だった。
遠くから「バンドやらな〜い?」と声をかけ、ソンも適当に「はい」と答えてしまう。詳しいことを聞いてびっくりするソンだが、やるという。
ソンはカラオケボックスで歌の練習、恵は萌からギターを借りる。
恵も元彼のバンドマンが使っているスタジオで練習。夜も徹して練習をしたために文化祭の最終日の3時半からの出番の時間までうっかり寝てしまう。果たして彼女たちは歌えるのか?


2005年の公開当時、結構話題になった映画。今回公開20周年ということで4Kリマスターで再公開。先週までは1日2回上映だったが、3週目からは1回。でもピカデリーのスクリーン3だから大きい方。これがほぼ満席なんだな。しかも公開時には生まれてなかったような若い人も多いし、なんと小学生ぐらいの子供を連れた親子連れも多いのだ。公開時に高校生ぐらいでで今は40前後の人が自分の子供をつれて見に来てるのか。
素晴らしいことである。

正直女子高生には全く興味がない私にはピンとこない部分もあるのだが、それにしてもまさしく等身大の青春映画として愛されるのもわかる気がする。

なによりバンドメンバーが美人すぎないのがいい。同じ女子高生ものでも少女コミックの映画化だと妙にビジュアルがきれいである。それがいけないと言ってるわけではなく、等身大感は遠くなるであろう。
また当初はボーカルは日本人だったようだが、韓国人に設定したことでツギハギ感が際だち、この映画の成功につながってるだろう。

でも徹夜続きで練習場でつい寝てしまい、携帯で起こされたりしたら出演時間の3時半だった!っていうのは私としてはバカすぎていや。
ここは3時にしてあと30分で間に合うか?みたいな展開の方が私は好きである。
結局先輩とか萌が場をつないでいてくれたんだけど、寝ていた元彼の練習場から学校まで何分かかるのかが事前に説明してくれてた方がいいよね。
これは私が脚本を事前に見ている立場だったら、これは言ってたと思う。

ソンにたどたどしい韓国語で告白する男子の役で松山ケンイチ。「男たちの大和」の前だからブレイクする直前か。
もう一人軽音部の部長役で見せ場はないけど小出恵介。若きこの二人が出ていたことに驚きだった。

監督の山下敦弘は当時28歳。若いなあ。ペ・ドゥナの出演もあって韓国でも公開され、ヒットしたそうな。そしてアメリカでもヒットしたとか。
とにかく主演の4人が「自分のクラスにもいそうな感じ」で等身大感が受けたのだと思う。
私は世代ではないけど、先の親子連れのようにある世代にはドストライクな映画なのかもしれない。





美味しい運命


日時 2025年9月5日18:30〜
場所 池袋シネマロサ・スクリーン1(2階)
監督 山内大輔
製作 OP PICTURES


夜の街でトラブルシューターとして働く憐(レン・向理来)。今回も半年がかりで大企業の社長・滝沢(竹本泰志)とつきあい、体の関係も持ち、滝沢を離婚させた。実は離婚して慰謝料を欲しい滝沢の妻からの「離婚させる」ための芝居だった。
憐の家には3ヶ月前に知り合ったナヲト(烏丸達平)がいた。憐の妹は中学生の時に自殺した。その命日に妹が飛び降りた屋上に行ったところ倒れていたのだった。話を聞いてみるとホストをしていたが太客に逃げられて売り掛けをかぶって店もクビになったという。ナヲトを気に入った憐は自分のルートでその逃げた客を見つけだし、裏風俗に売り飛ばし1800万円を手にした。そのうちの1000万をナヲトに渡し売り掛けの立て替えから始まった借金を返済させた。
憐は昔働いていた売り専のマスター西條(石川雄也)から仕事をもらっていたが、新しい仕事が来た。バーやホストクラブを数軒経営する神宮寺(ハンノキ澤涼太〜ハンノキは木ヘンに山、豆)とその浮気相手・マサヤ(西塚郁哉)を別れさせて欲しいという神宮寺の妻からの依頼だった。
憐はいつものように偶然を装ってマサヤに近づき、体の関係で虜にさせた。「また逢いたい」というマサヤに対し「今つき合ってる人と別れてくれたらいいよ。いるんでしょ、恋人」と突き放す。
ドSの神宮寺との関係を迷っていたマサヤは神宮寺に別れを告げる。だが憐はあっさり断った。
ナヲトは「毎日なにもしてないのも」と西條の店で売り専を始める。最初の日にマサヤと別れた神宮寺がやってきた。神宮寺はナヲトを連れだし、「追加料金は払うから」と言ってナヲトを縛り、攻め、殴るなどをしたがナヲトは抵抗しなかった。
ボロボロになって帰ってきたナヲト。「なぜそんなになるまで」と問う憐に「俺、ホストの前はメン地下やってた。そのときに15歳の女の子に300万円の借金をさせて自殺させた。その罪滅ぼしだ」という。
憐は妹の自殺の理由を知り愕然となる。一人になった憐の前に妹の亡霊が現れる。妹は「許してあげて」という。憐は自分の気持ちに素直になってナヲトを抱く。
「ところで憐はなぜ最初に会った時あの屋上にいたの?」「きっと運命だったんだよ」」


話は全部書いた。
いつまでも続く主演・向理来、監督・山内大輔、BL監修・かさいあみのトリオの映画6作目(「最短距離は回りくどくて」の4作、「ヘブンズ×キャンディ」で本作)となる。
(そろそろ監督も変えてもいいんじゃないかと思う)

山内監督らしい複雑な人間関係の話である。
本作でも最初のターゲットの滝沢とマサヤがいつもの六本木の店で出会ってつきあい始めるというサイドストーリーもつく。

でも今回に関して言うとナヲトと憐が出会う理由が明確になっていてここはよかった。「最短距離」の続編2作に関しては記憶にすら残ってないし
、「ヘブンズ×キャンディ」に関してはいろいろだめだったが、今回はこのシリーズの中でも一番よかったと思う。

でもナヲトが憐=自殺させた中学生の兄、ということは映画の中ではごまかしてるけどいずれ解るんじゃないかなあ。そうなると二人の関係も壊れないか?ナヲトって割とまじめなキャラだから。

あとナヲトが料理が得意でうまいという設定だが(かさいあみが「BLには美味しい料理がつきものだから」と言ったからだと舞台挨拶で山内監督が言っていた)、これが「将来店を持ちたい」などの料理の腕を生かした方向に話が進むかと思ったら全くなし。
後付けの設定だったのかもしれない。

そしてなんと言っても今回は私のなかで一番注目中の俳優・烏丸達平が相手役である。やっぱりイケメンですよ。
今回は元ホストで「男の経験はない」とか言ってるけど、妙に「お姉さん」である。食事のシーンなど姿勢がなんとくゲイゲイしい。

また全体的にエロ度高め。せっかくオークラが作るんですからね。エロ度は高めでないと。
冒頭から滝沢と憐のカラミ。そしてシャワーを浴びる憐のバックヌード。

神宮寺とマサヤのカラミ、憐とマサヤのカラミ、ナヲトと神宮寺のカラミなどパターンも多い。
ラストはナヲトと憐のカラミ。
ここは最初が二人の濃厚キスで始まり、憐が攻めとなる。
キスシーンは濃厚だったが、肝心のカラミの描写が薄かったかな。ここはアップだけでなく引きの画もないと。山内監督は解ってない。

割と面白かったし今度も向理来と烏丸達平のW主演で(監督は変えた方がいいです。毎回似たパターンになってから)映画を作って欲しいです。
DVD化されたら欲しいな。