真保裕一さんサイン会(2001年6月9日)


朝日新聞の広告で6月9日16:00から三省堂本店にて、真保裕一氏の
新作「黄金の島」発売記念サイン会があることを知る。
偽札作りを描いた小説「奪取」を読んで以来、全作品を読むほどの
大ファンなのでこれは是非行かねば!

前日の6月8日に外回りの仕事中に三省堂によって整理券をもらいに行く。
「『黄金の島』を買った人だけ、整理券を差し上げます」
というので「サイン会の発表がある前に買っちゃたんですけど」
と訴えたら、「真保さんの本(文庫本でも何でも)買ってくれたら整理券を
差し上げます」というので、仕方ないのでハードカバー本で持ってるけど
「トライアル」の文庫本を買う。
サインのためなら仕方あるまい。
「当日のサインは『黄金の島』のみでお願いします」だってさ。



当日、三省堂へ行ってみると階段に列を作っていて、1階から始まって
上っていったらなんと7階まで列が出来てました。
待つ事45分、やっと順番が回ってきた。

一冊だけって言われてたけど一応他の本ももっていったのだよ、私は。
(「奪取」と「密告」ね)
係りの人に「他の本もダメですか?」と頼んだら「3冊ぐらいならいいですよ」
とあっさり許してくれた。
世の中、頼めば何とかなる事もある。


真保さんは机に向かって座ってサインしてるんだけど、その正面にも椅子が
用意されていて真保さんと向かい合って座れるんですよね。
で、早速用意してきた質問を。

私「映画化の予定とかないですか?」
真保「(きっぱりと)ないです!」


横で講談社の方らしきおねーさんが「いいんですか先生。言い切っちゃって」
と言ってました。
おそらく映画化等の話はあるんだろうが、真保さんが乗り気じゃない話ばかりなのだろう。

私「前にテレビでやった『奇跡の人』はひどかったですから」
真保「あっ、あれ僕、関係ないです。原作料ももらってませんから」

1クール放送のうちあまりの改悪さにあきれて一回しか見なかったけど
そーか、そーだったんだ。

私「『ホワイトアウト』はまあまあだったですけど」」
真保「『ホワイトアウト』ねえ・・・・(映画の出来にご不満のご様子)」
私「まあ、でも贅沢言い出したらきりないですから」
真保「うん、日本映画としてはいい出来だったけどね」


「黄金の島」「密告」とサインが済み、最後の「奪取」サインしてもらう。

私「『奪取』が一番読み応えがありました」
真保「うーん、でもあれは映画とかにはならんでしょうね」
私「ありがとうございました」

ここで終了。
こうして文章にするとつっけどんな感じがするけど、とても感じの言い方でしたよ。
私のくだらない質問にも答えていただき、本当にありがとうございました。

これが真保さんのサインです。



でも「奪取」はTV化したら面白いと思うんだけどね。
偽札を作りながらヤクザとかから逃れるために、主人公が2回整形手術するんですよ。
だから1クールのドラマで1ヶ月ごとに主演男優を変えていくって言う
新しい手法でやったら面白いと思うんだけど。
例えばカミセンの3人が1ヶ月ごとに主演するとかさ。
あっ結局話はそこへいってしまったか。