ULTRA PURE !日時 2010年3月13日18:00〜 場所 東京グローブ座1階席 演出 福島三郎 (公式HP) あるスキー場にある別荘。そこにはオリンピック候補の乗馬の騎手、沢田俊太郎 (三宅健)やその友人たちは春スキーに訪れていた。 俊太郎は明後日で30歳になるのだが、実はいまだに童貞。 ところがその夜、スキー場で地震が起こり雪崩が発生。彼らは取り残されてしまう。 命を落としてしまうかも知れない状況で、俊太郎は童貞を捨てることが出来るのか!? 三宅健久々の舞台出演。 2008年5月の「第17捕虜収容所」以来だから2年近くなる。 今回は限られた舞台空間でのラブコメと聞いていたので、期待する。 三宅健はやはりシリアスものよりこういったライトコメディの方が似合いそうだから。 期待しすぎだったせいか思ったほどではなかったが、最近の三宅健の芝居では よかった方だろう。 30歳目前にしていまだ童貞、という役どころだが、これがいかにももてなさそうな 役者が演じていたら笑えなくなってしまう。 三宅健のようなキャラクターが演じるから嫌みのなさになるのだ。 3人の女性が登場して、一人はいかにも遊んでそうな感じ、一人はまじめそうな感じ 一人は幼馴染で実は俊太郎のことが好き、というキャラクター。 結局はこの幼馴染とお互いが好きだということを再認識して結ばれるという結末。 子供の頃にお互いの家族でスキー場に行き、カマクラを作ってその中でキスをした 覚えがあるのだがそれが実はこの近くだったということで、やっぱりお互いの 気持ちを再認識するというパターン。 正直もう少し笑いが多いコメディかと思っていたが、割と誠実な恋愛コメディだった。 セットのことを書いておくと雪山の別荘なのだが、ちゃんと作りこんであるし 地震のシーンではちゃんとセットが左右に揺れる。 8800円する芝居なのだからこれぐらい豪華なセットでないといけませんよね。 その点でも満足な芝居でした。 |