V6 summer tour 2001 "Volume 6"


日時 2001年8月25日13:00〜、8月25日17:30〜、8月26日17:30〜
場所 国立競技場第一体育館



6人だけに戻った最高の構成。
Jrが付かないって聞いてたから舞台がスカスカにならないかちょっと心配してたんですけど、
そんなの余計な心配でした。
歌と踊りに焦点を絞った構成はホントよかった。

オープニング、「BE YOURSELF」で花火ともに6人が中央ステージに登場!。
その次の「TAKE ME HIGHER」で坂本、井ノ原、剛、健が
メインステージ上の2階部分から、そして岡田は長野の肩に乗り
そこからそろってバク宙、台宙!!
今回の一番の見せ場!!
相変わらずの見事なダンスで決めてくれる。

一息ついて「IN THE WIND」のジャズ(?)バージョン。

続いてファーストアルバムからバラード、「雨の夜と月曜日には」。
オリジナルと同じ坂本のソロで始まるのだが、ソロがイノになって
奈落から剛が「ストーーーップ!!」と乱入。
「俺にもソロを歌わせて欲しい」と言う事で剛のソロで最初から歌いなおし。
オリジナルと違うVerで歌うという趣向が楽しい。

「TAKE IT EASY」は簡単な振りで観客のみんなも踊れる。
この曲の中で坂本のハッピーバースデーのくす玉が剛によって割られる。
名古屋のとき本当に誕生日だったからその日だけかと思ったら
このツアー中毎回くすだまを割ってたらしい。
やっぱり30歳という大台なので他の歳の誕生日とは扱いが違うようだ。

途中MCとか挟んで(記録のために書いておくと25日の1部は嵐がゲスト、
26日2部は東山がVIP席からマイクを使ってMCに参加)
いよいよ私がお待ちかねの「ミミセン」!!!

テレビを見ていて是非生で見たいと思っていただけに感激もひとしお。
「ナニガナンデモ」会場も一体となっての盛り上がり!
いやあ、やっぱりライブは耳で聴くものではない。
体で聴くものだ。
続いてもう「最後の曲となりました。『燃えろ!紅しょうが』!」
この曲、ライブで聴くと改めて短いと思った。
でアンコール。「アナーキーin the UK」
盛り上がりましたね。私にとっては今回のコンサでのミミセンは目玉でしたから。
(またまた記録のために記すけど、26日2部はイノが『僕が作った日本語版を
歌います』と言って出てきたはいいけど、歌詞がうろ覚えだったので
結局失敗。ミミセンの3人も『俺らの演奏が悪かったから』と謝ってたけど、
俺はイノがしゃしゃり出たのがまずかったと思う。←イノッチファンの方、ごめんなさい)

続いて「V6バンド」
坂本、イノ、岡田さんがギター、長野がコンガ、健はタンバリン、剛マラカスという構成。
「ニコニコ」というイノ作曲、健作詞のフォーク風な曲。
6人のバンドって初めてじゃないか、多分。

そのあと「Believe Your Smile」から始まるメドレー。
一気にエンディングまで歌い尽くす。
新曲「出せない手紙」。
フルで歌わず、2番を省略したVerだったのがちょっと不満。
コンサートなんだし、新曲なんだからちゃんとフルで歌って欲しかった。
(CD化されていない「ニコニコ」と「出せない手紙」の時はモニターに
歌詞のテロップが出るという心配りが嬉しい)

で「over」でいったん終了。
アンコールの一曲目は「Can Do! Can Go!」
この曲のように「僕たちには何だって出来るさ!」と未来を無条件を
信じる事は出来ない年齢になったけど、でもそういう気持ちだけは
忘れないでいたい。私、大好きな曲の一つです。
オーラスは「CHANGE THE WORLD」
シルバーと水色のテープが花火の爆発とともに飛び出し、アリーナに降り注ぐ。
大盛り上がりで終了。



今回は今までとは違い、新たな構成だった。
最初にも書いたけど、Jrが付かなかったこと。
岡田も20歳になり、全員成人した事で今までとは違い大人のグループに
なって行く始まりと見た。
ジャニーズには世代の連鎖があり、デビュー組のバックにつくことにより
次の世代のJrを育てる、売り込むことがお決まりになっている。
しかし、今回はV6はその連鎖から抜け出した。
これを独立という成長としてプラスに見るか、ジャニーズ軍団から外されたと
マイナスに見るかはこれからの活動を見たうえで判断していきたい。

今までのコンサは途中、箱抜けのマジックがあったりコントがあったりしたのだが
(2001年の正月のコンサの時のジャンボリー一家の登場、それに続くかくし芸大会
には私は不満だった)今回はそういう脱線はなく、歌と踊りに絞りきった構成がいい。
「ミミセン」に刺激されてという事もあるかも知れないが、V6バンドは良かった。
これからも続けていって欲しい路線だし、バンドの時は別名もつけてもらいたい。

ライブはやはり音を体で感じて楽しむものだ。
今回は単なるバラエティ風のアイドルではなく、大人のアイドルとして、
本業の歌と踊りを充分楽しませてくれた。
Jrなんていう余計な味付けは不要だ。それでも充分彼らは美味しい。
料理にたとえるなら、余計なトッピングは省いた、チーズの味だけで
勝負したピザと同じだ。
そしてそれは充分に美味しくなってきた。
余計なトッピングはチーズの味をわからなくするだけだ。
このプレーンなピザでいい。

これでいい。
そしてこれがいい。

今後もV6の6人の力だけでコンサートを行ってもらいたい。
彼らは彼らだけで観客を満足させる十分な力をもう身につけている。