「ひとりだち」舞台挨拶&トークショー(その1)

2004年12月1日〜12月9日まで塩田くん主演映画「ひとりだち」が渋谷アップリンクファクトリー
で21:00〜レイトショー上映されました。
その上映の際には連日監督&出演者によるトークショーが行われ、塩田くんは3日(金)、4日(土)
に参加しました。
ここに当日のトークショーを採録します。
尚、採録に当たって話をまとめた部分もありますので、完全な採録ではないことをお断りしておきます。

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2004年12月3日分

越坂監督「それでは舞台挨拶トークショーを始めたいと思います。興行力のない作品なので連日
   舞台挨拶で動員をしています。あっいきなりしゃべりだして『お前は誰だ?』と思ってらっしゃる
   方もいらっしゃるかも知れませんが、『ひとりだち』監督の越坂康史です。決して司会ではありません
   (笑)ではゲストを紹介します。今日のゲストは塩田貞治さんです」

(塩田くん拍手で登場。ファンから花束が渡される)

塩田くん「ありがとうございます」

監督「もう一人のゲストは主人公のおばあさん役、そしてプロデューサーでもあるあ子さんです」

(あ子さん拍手で登場)

監督「じゃ座りましょうか。では塩田さんの方から自己紹介を」

塩田くん「えーっと、名前は塩田貞治です。今韓国語勉強のため韓国留学中ですが、
  今日のために帰ってきました」


監督「じゃあ子さんも」

あ子「あ子と申します。矢澤サチ役とナレーションをやらせていただきました」

監督「では早速トークのほうをはじめたいと思います。塩田さんは今韓国留学中とのことですが、
  向こうのほうの気候はどうですか」

塩田くん「日本と同じでもう寒いですね」

監督「なるほど。映画のほうの話になりますが、今回稔役をやるにあたって『絵がかける人』
   ということで探しまして。(あ子さんじゃない)もう一人のプロデューサーから塩田さん
   を紹介され、『かわいいでしょ?』と言われたけどぼくはそっちのほうじゃないから
   ピンと来なかった。(笑)
   でプロフィールとかみていけそうだなと。今では可愛いってのはわかりますけど」

(一同笑い)

監督「塩田さんの作品への印象なんかは?」

塩田くん「なんか若いスタッフばかりで現場が若々しくて楽しかったですね」

監督「うまい言い方しますね。よく言ってくれてありがとうございます」

塩田くん「いえいえ(笑)」

監督「いままでの現場なんかは三池組だったりして『プロフェッショナル集団』って感じな
   現場だったわけですが、うちはそういうわけでもなかったですから。
   塩田さんの今までのやった役は特徴のある役が多かったですよね」

塩田くん「そうですね。『卓球温泉』はもう女装する役で、『多重人格探偵サイコ』は
   フィギュアオタクで『のんきな姉さん』のときは姉弟のきょうだいの話ですが、姉さんと近親相姦
   の関係を持ってしまう役で」


監督「あ子さんはいかがですか、作品の第一印象は」

あ子「最近は親が子を殺したり殺伐とした世の中ですから、その中でいい話だなあと」

監督「まあ普通の青春映画っぽくて、この(会場の)アップリンクさんなんかはそうじゃない作品が
   多いのでむしろこことしては異色になるかも知れせんが」

監督「撮影の時の話ですと大工さんの部屋のシーンを撮影監督の紹介であるお家を借りて
   やったんですが。僕も粘るほうだからどんどん遅くなって。で家主がお年寄りの夫婦だったんですが
   そのうち険悪な感じになって。撮影は2階だったんですが、撮影監督なんか『今、下に降りられないです』
   なんていってきて。そしてその方の息子さんから『いい加減にしろ』とか電話があったんですよね。
   でもその時点で午前1時ぐらいで片付けてたら3時ぐらいになっちゃった。
   そして助監督が見当たらないんで外に出たら隣のうちの前になにかうずくまってるものがあるん
   ですよね。よく見たらうちの助監督だった(笑)それが印象的ですね。
   塩田さんなんか絵を描くにあたって役作りとかは?」

塩田くん「今まで自分の描いた絵なんかは水彩画みたいなのが多かったんで、油絵は初めてで
   デッサンの時に使う、えーっと何でしたっけ、あれ?」


監督「木炭?」

塩田くん「そうそう木炭の持ち方から教わりましたね。」
   本当はデッサンのシーンも全部描いたんですが、写ってなかったですね」

監督「あまりにもタッチが違っちゃったんですよね。下手というか・・・」

塩田くん「え?」

監督「味があるというか」

塩田くん「割と抽象画を書くことが多いんで・・・」

監督「でも公園のシーンで大工さんをスケッチするのは塩田さんが描いた」

塩田くん「ホントは全部自分で描いたんですよね(笑)写ってないですけど」

あ子「絵ではいちばん印象に残ってるのは塩田くんの絵で顔中に絵の具を塗るところ。
  (塩田くんが)顔がだめになっちゃうって半べそかいてた」

監督「ちゃんとメークすればよかったんだけど、僕とかが本物主義だから」

塩田くん「でもところどころ塗りすぎって感じで。ここだけ(口の周り)あいてて(コントの)泥棒
  みたいな・・・」


監督「塗りすぎは自分で塗ったときだよね」

塩田くん「渋谷のシーンは自分で塗りました」

監督「あれは塗りすぎだよな」

塩田くん「後悔してます」

あ子「お肌大丈夫でした?」

塩田くん「痛かったです(笑い)」

監督「水では落ちないんだよね。特殊なものでないと」

塩田くん「クレンジングみたいなので落とさないと。いじめられてみるみたいで(笑)」

監督「だれがいじめんてんですかね(笑)」

あ子「誰かしらね(笑)」

塩田くん「いまでは楽しい思い出ですね」

監督「あの時車が足りなくて近くに車を用意出来なかったんだよね」

塩田くん「あの渋谷のシーンもメイクしてから5分ぐらい歩かなきゃいけなかったんですよね」
  スタッフの方たちに囲まれて現場まで少し歩きましたね」


監督「ああいう撮影やってるとどこの踊りの方ですかってよく言われるんだよね」

塩田くん「ちょっと危険人物に見られてましたね(笑)」


監督「今は韓国に留学されてるわけですが、これは何でまた・・・」

塩田くん「最初から話すと、2年前に『世界ウルルン滞在記』って番組で韓国に米つくりで2ヵ月半
   滞在して、多少は話せるようになったんですけど、ほとんど出来なくて。
   今度は本格的に勉強したくなって韓国の大学に留学することにしたわけです」

監督「それでこれがファンのうわさでなってる(笑)月刊『留学生』ですね」

塩田くん「そうです。毎月1回留学の様子を日記にして掲載してもらってるわけです」

監督「(9月号の写真を見て)なんか若いですね」

塩田くん「そうですか?あんまり変わらないはずですけど。自分撮りで撮って。今年8月に撮りましたから」

監督「(手を伸ばして)ああこうやって」

塩田くん「髪の毛が短いからかな」

監督「あ、そうですね」

塩田くん「今とはぜんぜん違いますから」


監督「どのくらい出来るようになりました?たとえば映画がわかるようになったとか」

塩田くん「映画は・・・最初のうちは友達と映画を見に行って時々訳してもらいながら
   見てたんですけど、最近の映画で(観客に)なんでしたっけ、あの映画?」


監督「誰に聞いてるの?」

塩田くん「この月刊『留学生』でお世話になってる方で」

監督「なるほど」

塩田くん「その映画では女の人が痴呆症になってしまってという(恋愛)映画です。
  いい映画でした」


監督「あとはどんな風にすごしてるの?」

塩田くん「1日4時間授業を受けて、あとは友達と遊びに行ったりしています」

監督「遊ぶっていうのはどんなことしてるの?」

塩田くん「普通に食事に行ったり、映画にに行ったりとかです。  日本で友達と遊ぶのと同じですね」

監督「ファンの方から質問ありますかということでメールを募集したんですけど。
   その中から・・・『日本の友人知人を連れて行きたいお勧めスポットはありますか?』」

塩田くん「お勧めスポットは・・・」

監督「え、もう時間?」

塩田くん「じゃお勧めスポットだけ。韓国のお菓子で『ホットック』っていう日本のホットケーキみたいな
   ものがあるんですが、中に黄な粉とか入ってるんですが。ぜひお勧めなので食べにいって
   いただきたいです。友達も連れて行きたいです」


監督「じゃそろそろ終わりにしますが」

塩田くん「ハイ」

監督「最後に今後の予定を・・・」

塩田くん「予定は・・・しばらく韓国留学中なんで、その間のことは『月刊留学生』のほうを見てください」

監督「明日もゲストは塩田さんで塩田貞治特集なんで。明日は今日話した話題はしないようにしましょう」

塩田くん「そうしましょう(笑)」

監督「本日は遅くまで皆さん、ありがとうございました」



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(04年12月26日更新)