「第10回釜山国際映画祭『眩しい一日〜空港男女』舞台挨拶」

<韓国スクリーンデビューの夜>

※今回は韓国でのイベントという日本のファンはほとんど参加できない状況のため、画像を多数使用しました。
写真掲載を望まれない方がいらっしゃいましたら、管理人までメールでご連絡ください。出来るだけ早く対応します。

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南浦洞のPIFF広場のグッズ売り場に張ってあった「眩しい一日」のポスター」
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肝心の映画祭チケット。これがなくては会場に入れません!
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MEGABOXのロビーはこんなネオンがきらきらしてとても豪華。映画を観るテンションは高まります。
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MEGABOXロビーに張ってあった「眩しい一日」のポスター。
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塩ちゃん登場!
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特別公開!塩田くん「『空港男女』公開記念サイン」!
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舞台挨拶は総勢9人。
左から「宝島」キム・サンホ監督、出演のモリ・ユキエさん、セオ・ユンファさん、「Good-bye」キム・ヨンカン監督、出演のキム・ドンヨンさん、ユン・デホンさん、チョ・デンワンさん、「空港男女」ミン・ドンヒュン監督、塩田貞治くん、日本語通訳のお姉さん、司会者。

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観客からの質問に答えるミン・ドンヒュン監督。
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活発な質疑応答が続きます。
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自分の番じゃないときも塩田くんは真剣な表情。
2005年10月6日より始まった釜山国際映画祭。
10月8日には塩田くん韓国初主演映画「眩しい一日〜空港男女」が<WIDE ANGLE>部門にて上映されました。

現在韓国留学中の塩田くん。
この映画が韓国での俳優デビューとなるわけですが、残念ながら現在のところ日本での公開のめどは立っていません。
普段の私ならならあきらめるところですが、しかし当サイトをはじめて以来4年間、塩田くんの活動追い続けている身としてはこの機会を見逃すことが出来ず、万難を排してこの映画を観に行ってきました。

海外に行ったついでに映画を観たことのある私ですが、映画を観るために海外に行くのは初めて。
(映画祭全体の感想、旅行記は別サイトにて語ります)

「眩しい一日」は映画祭期間中、2回上映され、1回目は8日土曜日21:30よりMEGABOX海雲台(ヘウンデ)というシネコン、2回目は南浦洞(ナンポドン)の釜山劇場での上映されました。
しかも8日上映では「GEUST VISIT」付きで塩田くんも参加です。
「GEUST VISIT」というのは日本の舞台挨拶のように一方的にゲストが挨拶するのではなく、観客との質疑応答も行われる形式です。

今回の会場のMEGABOXというのは韓国にあるシネコンのチェーンの一つ。
上映が行われるMEGABOX海雲台のある海雲台(ヘウンデ)地区は釜山のリゾートビーチ。
マリオットホテルやパラダイスホテル、グランドホテルなどの高級ホテルがビーチ沿いに立ち並ぶ光景は、さながらハワイのワイキキビーチを思わせるものがあります。


当日、早めにロビーに到着していた私ですが、映画関係者らが準備のために劇場に入って行くのを観ていると「ひょっとしたら塩田くんにも直接会えるかも??」と期待に胸が膨らみます。
そんな気持ちでロビーの劇場の入り口近くに行けば、なんと塩田くんもいるじゃないですか!
「塩田くん、塩田くん」と思わず話しかけてしまいました。

塩田くん「あ〜ご無沙汰してます!」
私「いやー来ちゃったよ、韓国まで」
塩田くん「どうもありがとうございます」などという挨拶の済んだ後、成田空港で買った羊羹のお土産を渡しました。
塩田くんの口に合うかわかりませんが、とっても喜んでくれて、こちらも買ってきた甲斐があったというものです。

塩田くん、事実上の韓国での映画俳優としてのデビューの日になるわけで、緊張と興奮に包まれてる感じです。
日本のファンのために早速記念写真を1枚。
そしてこのときに色紙にサインもいただきました。
サインを漢字とロシア語で書いた後、「何か他に書きましょうか?」という塩田くん。
「じゃ映画のタイトルを」とリクエストしたのですが、「え〜と何だっけ?」と韓国語のタイトルを近くにいた共演の女優さんに訊くというおとぼけぶり。
なんとか無事書いてもらうことが出来ましたが。

いよいよ映画上映が始まるため、観客、そして塩田くんをはじめとする関係者も場内へ。
私の席はI−006でちょうど場内での一番見やすい位置。ラッキー。
しかもふと見ると前の列の左端に塩田くんが座っていました。

そして上映開始。
映画自体についての内容、感想は別ページに書きますが、40分ほどの中篇映画「宝島」「GOODBY」「空港男女」の3本立てといういわゆるオムニバス形式。
「光復(戦後)60周年記念映画」という冠の通り、3本とも日本人と韓国人の関係を描いた作品。
日韓問題を扱った映画、というとなにやら硬そうなイメージがありますが、この映画はそういう硬い内容ではなく、比較的ライトな感じ。
韓国の若い映画作家たちが日韓の問題についてこのように考えているのか!という新鮮な驚きに満ちたすばらしい映画でした。

そして上映が終わっての「GEUST VISIT」。
韓国ではこういったイベント時にゲストの写真を撮影するのはOKなんです。
しかも自分の席を離れて最前列に行っても大丈夫なんです。
日本じゃ考えられないんですが、これもお国柄の違いですね。
写真を見ればわかりますが、3本のオムニバスのそれぞれの監督、出演者が登場のため総勢9人の大人数。
実は映画上映が終わってこの質疑応答が始まったのが12時近く。
終電の関係からか映画が終わるといち早く帰られる方も多かったのが残念ですが、それも仕方ありません。

で肝心の質疑応答ですが、全部韓国語で行われたため、まったく理解できませんでした。
どっちかというと塩田くんの主演作「空港男女」より他の作品のほうが質疑が多かった気がします。
塩田くんも一問答えていましたが、微妙な韓国語がまだ苦手なのか、日本からのお客さんに気を使ったのか、日本語で答えて韓国語の通訳がつく形式。
「撮影中の苦労した点など教えてください」という質問だったらしく
塩田くん「最初はコミュニケーションがうまく図れなかったのですが、撮影していくうちに映画と同じように言葉が通じなくても心は通じるようになりました」
との答えでした。

活発だった質疑応答ですが、時刻も0:30を過ぎ、惜しまれつつ終了。
帰ろうとする塩田くんは観客だった女の子たちに取り囲まれています。
どうやらサイン攻めに合ってる様子。
会場自体が閉まる為、即席のサイン会は場所をロビーに移しての続行。
女の子たちが次々とやってきてサイン会はまったく終わろうとしません。
またカメラを持っている子はツーショットの記念写真をとることに一生懸命です。
中にはデートで来てるのに男の子の方が塩田くんを気に入ったらしく、並んでのツーショットの後、塩田くんと再度肩を組んでもらって写真を撮ってもらっている男性もいました。
(韓国では大人の男同士でも肩を組むのは仲の良い男性同士では良くあることで、別に「ゲイ」ってわけではないらしいです)
みんな未来のスターの誕生の瞬間を見た気分だったかも知れません。

30分ぐらいサイン攻め、記念写真攻めが続いたでしょうか。
深夜にもかかわらず塩田くんも笑顔で皆さんの希望に応えてましたよ。
私も最後にもう一枚。

でも今夜塩田くんにサインをもらった女の子たち、おそらくは映画を見る前は塩田くんのことはまったく知らなかったはず。
上映前にはロビーにたくさんの観客たちが上映を待っているときには誰も塩田くんには話しかけなかったのですから。
しかし今回の「空港男女」1本でみんな塩田くんのファンになってしまったようです。

塩田くんの人懐っこい笑顔にみんな魅了されてしまうのは万国共通のようです。
今回の釜山映画祭では日本の妻夫木聡が予想以上の歓待を受けました。
塩田くんは韓国語もできるのですから、妻夫木以上に韓国の方にも受け入れやすいはず。
韓国のほうでさきにブレイクして日本に逆輸入、なんて日も近いかも知れません。
そのうち韓国でもファンサイトが出来てこのサイトとリンクするようになるかも???と将来の楽しみを感じさせる一夜でした。




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映画館のロビーは即席のサイン会場に!
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サインや記念写真を希望する女の子が絶えません!
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実は時刻は深夜の0時30分を過ぎています。
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サイン会の熱気で熱くなった塩田くん、ジャケットを脱いでしまいました。
もう1時近い深夜です。さすがの塩田くんもちょっとお疲れモード?
韓国スクリーンデビュー、大成功で本当におめでとう!!

(05年10月15日更新)