月曜ゴールデン

血痕2〜警科研・湯川愛子の鑑定ファイル


日時 2007年6月11日21:00〜22:54 TBS系放送
脚本 坂田義和 
監督 堀川とんこう

(TBS公式HPへ)
http://www.tbs.co.jp/program/dramasp_20070611.html


<作品紹介&感想>

静岡市内で女性連続殺人事件が発生。死体はどれも土下座をする姿勢で
発見されるという猟奇性を帯びていた。
たまたま応援に来ていた警科研の湯川愛子(竹下景子)も捜査を手伝う。
実は7年前にも同様の手口の事件はおきていた。
今回の事件に残っていた指紋と7年前の事件の容疑者の指紋は一致、
同一犯の犯行と決定。その捜査の中で7年前の指紋と今回の指紋は
指紋の大きさがやや違う点に着目。料理人ではないかと思われ
この7年間海外に修行に行っていた料理人を探す。
容疑者はすぐに見つかり、指紋も一致し逮捕された。

7年前と併せて6件の連続殺人は一気に解決したかに見えた。
しかし、犯人は最後の一件のみ犯行を否認した。
連続殺人事件のことは新聞等で報道されているが、土下座の姿をしていたことは
関係者しか知りえない事実だった。
だとすると便乗犯の可能性もない。
関係者に犯人がいるのか?捜査の中で、5番目の事件の発見者(芳本美代子)が
6番目の被害者との間で金銭トラブルを抱えていたことがわかり、彼女が
疑われるのだが・・・・・・


(ミステリーですが本稿では結末まで記述しています。ご注意ください!)



で、6番目の被害者の衣服についていた血痕が女性のものと判明したため、
芳本美代子が疑われたのだが、竹下景子は現場によく現れる成宮検事(石橋蓮司)の
息子・秀一〜今は新人の人気作家〜(塩田貞治)が骨髄移植を行っていることから
血液型が変わっているかも知れないと疑いだす。
というあたりが強引。
そんなあ、警察官をはじめすべての人間を調べたわけではないのに随分強引。
しかし2時間サスペンスなので細かいことは許そう。



そんなことより、塩田くんは初の殺人犯役。
しかし狂気に満ちた連続殺人犯ではなく、思わず殺してしまったような気の弱い青年役。
子供の頃から病気がちで、母親はいなく父親が検事という仕事柄父に自分の体の弱さで
迷惑をかけたと思っている。

犯人とわかるまでの部分ではホテルでのサイン会のシーンぐらいしか活躍シーンが
ないのがさびしい。

しかし逮捕されてからの告白シーンで大活躍。
体の弱い小説家志望の青年なのだが、自分の病気で絶望していてスナックで飲んだ
くれていたたところをスナックのママ(6番目の被害者)に拾われる。
ここで「あなたを私が救ってあげる」とばかりにそのスナックのママから迫れれる
塩田くん初の(多分)キスシーン!
思わず「おお!」と言ってしまったよ。

新人作家として頭角をあらわし始めて彼女の存在が邪魔になり、父からも
「あの女とは別れなさい」といわれる。
別れ話をしに言ったのだが、別れないという女を殺してしまう。
それを知った父は連続殺人事件の一つに仕立て上げる偽装工作を。
殺害シーン、および、偽装工作をするシーンではおどおどする塩田くんが
なんだか可愛らしかったですね。


人気新人作家としてホテルでのサイン会のシーンがあるがそのときは「成宮秀一」でサイン。
今後塩田くんに会う方は、サインを「成宮秀一」でも貰うのもいいかも知れませんね。

塩田くん初の犯人役。出演時間が思ったより短かったのが残念でしたが、それにしても
今まで演じたことがなかった役なので、面白く見れました。

今回は気の弱い犯人役立ったけど、次回は徹底的に悪い役でも出演してもらいたいです。








(07年6月23日更新)