ネバーランド

「ネバーランド〜総論」へ

2001年7月6日〜 毎週金曜日21:00〜21:54
TBS系 全11回
出演 三宅健、今井翼、生田斗真、村上信吾、田中聖、野際陽子、高島礼子、山田麻衣子

公式HP http://www.tbs.co.jp/neverland2001/index-j.html

最終回 第10回 第9回 第8回 第7回
第6回 第5回 第4回 第3回 第2回 第1回

9月14日(最終回)「ありがとう!お父さん・・・・」

ついに最終回を迎えた。
毎週毎週、次回は面白くなりますように!と祈って見ていただけに先週の涙涙の健には
感動してしまい、今週はもう出がらし状態だ。
結局美国と父の関係もああいう形で決着がついたのですね。
父親に離婚を迫り、家族は別れてまた一からやり直そうってことになったが、
その内容でこのサブタイトルはちと違う気もするが。

山田麻衣子、本当に画にならんなあ。
今週は第1回と同じくなぜか顔のUP、大UPの連続だったけど、
アップに耐えられないよ。
特にうちは24インチぐらいの大きいテレビなので、健や翼ののような美少年は
いいけど、(それでも実物より大きい顔はきついぞ!)山田麻衣子じゃねえ。

演出担当が他の回と比べて第1回と最終回は違ったのだろうか?
なんか意図があったのかも知れんが(例えば小津安二郎へのオマージュとかさ)
結果的には見苦しいだけだった。
あとウザイ頭の足りない妹が性懲りもなく出てきたり、山田麻衣子の友達が
光浩の事を好きになったり(やっぱり!)いろいろこのドラマに出てきた若い女の子
には不満が多かったが、最後までうるさかった。

高木先輩、もう一度登場するかと思ったら出てこなかったですね。
最初に書いたとおりもはや出がらしになっていて「ああそうですか」としかいいようのない、
盛り上がりに欠ける最終回でした。

いま原作を読んでるのですが、読み終わったら原作との比較も交えて
「ネバーランド〜総論」を書きたいと思います。


9月7日(第10回)「大好きな母さん、死なないで!」

不覚にも涙が流れた。

今日は三宅健の独壇場であった。
やっと母(高島礼子)を理解する気になった光浩と、母との心の交流を描いていく。
最初は対立していたものの、それはふたりとも愛する人から捨てられた寂しさを
相手にぶつけあっていたに過ぎなかった。

みんなとの食事会のあとの記念写真の時、光浩ははじめて母の横で笑顔を見せる。
母の死の直前、光浩は自分から母に唇を重ねる。
母の死後、ベッドに横たわる母に死化粧をする光浩。
一連のシーンたちは三宅健の演技力によってのみ成り立つ美しいシーンばかりだ。
そして今回のラストシーンで、光浩は自らの母への憎しみの記録であった家計簿を燃やす。
母への憎しみとの決別だ。
これほど詩的なシーンを最近見たことがない。
美しいいいシーンたちだ。

この「ネバーランド」、私の過去ログを読むとほとんどけなしてばかりだが、今回は違う。
やっと少年たちの一夏の心の葛藤というテーマが見事に生かされており、
このドラマのベストエピソードとして記憶されるべき作品(主として三宅健の演技に負う所が大だが)
となった。
もう一度恥ずかしくもなく書く。

不覚にも涙が流れた。ドラマで泣いたのは久しぶりである。


8月31日(第9回)「少年時代の秘密があばかれる時」

野球中継のため9時半からのスタート。

今日は寛治や統はほとんど登場せず、健と翼がドラマの焦点。
それはいいんだけど話が前にすすまない。
美国が光浩の母が病気だと知り、母を許すように説得する、その繰り返しで話しに進展がない。
正直言ってこれで1時間持たせるのはきつい。

でも最後の高島母との関係が始まったいきさつを話す健の苦悩の表情はいい。
ファンバカかもしれないけど、健は演技良くなったけど今回の「ネバーランド」は脚本がダメ
(というより1クール持たない企画なのだと思うが)だから、せっかくの健たちの演技や豪華キャストが
生かされていない。
毎回同じこと言ってるけどさ。

あっでも最終回あたりで光浩は山田麻衣子の友達とできそうだな。
今日、「この間はモデルに似てるって言ってくれてありがとう」なんていわれてるもん。
この子、初めて(多分)笑った表情を見せたけど、割と可愛いじゃん。
少なくとも山田麻衣子よりは可愛いと思うよ。


8月24日(第8回)「今夜、僕らは親たちと対決する!」

「自分」という言葉は本来の意味はなんなのだろうか?辞書を引いても良くわかる説明がない。
では日常会話での「自分」の用例。
例1:A「あ〜明日映画見に行こうかなあ。
   B「そんなの自分で決めろよ」
これは一人称でも二人称でもない言葉だ。
ところが軍隊用語から始まったらしいが、一人称もあらわすようになった。
例2:隊長「誰か伝令に行くものはおらんか!」
   兵隊「自分が参ります!」
といった具合。
これが関西に行くと二人称を示すようになる。
私は以前転勤で大阪に住んだことがあるが、最初わからなかった言葉の一つだった。
例3:「自分ら、但馬紘子って子、知ってるか!?」

ようやく「ネバーランド」に話がつながったが、今日はもう完全に吉本新喜劇と化していた。
寛治=石田靖、寛治の父=チャーリー浜、寛治の母=中山美保、紘子=島田珠代、
美国=内場勝則、美国の妹=山田花子、瀬戸統=池乃めだか
といった具合。
紘子が寛治の恋人になったり、美国と紘子がキスしてるところを見られたり、
美国の妹が「この人はお兄ちゃんの恋人です!」と場の空気も読まずに
言ってしまうあたりはツボを心得てる。
最初対立していた寛治親子も最後は和解するというあたりは
「おもろうてやがて哀しき」の関西喜劇の真髄だ。
いやージャニーズのメンバーで吉本新喜劇を見られるとは思わなかった。
大声で言いたい、「ありがとう、TBS!!」

そんなわけあるかあああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!



健の方は後半、台所で美国と話し、母との対決を決意するシーンがあるが
見詰め合う二人はやはり美しかった。
あのまま信頼の証に抱き合って欲しかったなあ。
高島礼子と健のシーンは吉本とは関係ないが、
(でも「あらあら今日はPTAですか?」の登場シーンはなんだか笑った)
いよいよ宣戦布告!
「ここにはもう来ません」ってことはもう健の裸は拝めないのか。

でも来週は高島が倒れたりして彼らの関係も変化の兆しが・・・
ドラマも後3回となりそれぞれの問題に変化、解決へと向かう模様。
吉本多香美(大阪の吉本とは関係ない)も登場した。
どうする美国?
それと先週チラッとでた紘子の友人と光浩の関係は?


8月17日(第7回)「僕らの友情を引き裂くのは誰だ!」

あ〜あ、ついに「少年探偵団」になっちゃったよ。
美国も何やってんだか。
山田麻衣子にいたずらメールが来たり、光浩の大切な写真や寛治の靴がなくなり
それが美国の部屋から見つかったり、おかしなことが続く松籟館。
で美国は犯人を探すため、みんなとした喧嘩振りをして
寮を出て張り込むという寸法。
ひょっとしたら犯人は高木(山崎裕太)じゃないんじゃないかと期待したが
やっぱり高木だった。
私はひょっとしたら美国の妹かも知れないと思ったんだけどね。
(だって昔、美国が子供の頃父親の書類や靴を隠した話してたじゃない。
あれで美国を犯人に仕立て上げようとしてるのかもしれないと思った)

で高木を恐がらせて自白させるなんて子供だまし以下だよ。
あれで恐がる高木も高木だ。
結局岩槻は高木にいじめられたりしたことが原因で自殺を試みたって結末。
おいおい、同性愛レイプはばれないのかよ。
あっさりと実家に帰っていく高木。
でもそもそも高木は何で寮に残ってたのだろう。

で山田麻衣子の友達と光浩の関係はどうなるのか?
このあと進展があるのか?
光浩も「フランスのモデルに似てる」って誉めてたし、
続く高嶋礼子とのシーンで「彼女も友達も失いたくありません!!」
って強く言ってたけど、あの子は彼女じゃないよね。
一目ぼれか、光浩!
来週から彼女になるのだろうか?

で、光浩も高島礼子に反抗し始め、美国の親も、寛治の両親も
寮にやってきて彼らと直接対決が始まる模様。

でもなんだかテーマのはっきりしないドラマだなあ。


8月10日(第6回)「親友が死んだ!寮が閉鎖される!?」

前半は死んだ岩槻を悼む美国や光浩。
僕自身以前に、好きだった子が自殺したという経験があるので、彼らの「あの時こうしていれば・・・」
という気持ちは実によくわかる。
魔女こと庄司先生(野際陽子)は岩槻の死に責任を感じ、辞表を提出する。
学校側は夏休みに寮を監督する先生がいないという理由で夏休み中は寮を閉鎖しようとする。

前半の岩槻の死を悼む一連のシーンはいいのだが、後半になって寮の閉鎖問題が出てくると
ドラマはとたんにマンガチックになる。
「寮に立てこもろう!」とバリケードをくんだり立て看を作ったり、その字体まで全学連のノリそのもの。
(生田斗真にいたっては「松籟館」と書き込んだヘルメットを被っている)
ムードが統一してないんだなあ。
ここではこの全学連風の「はしゃぎ」は不要だ。
また今回のラストにいたっては、残されていた岩槻のカメラのフィルムにに美国の姿が写っていて
(片付けられた岩槻の部屋に何で現像用具が残ってるんだ?何で美国は写真の現像が出来るんだ?)
まるで怪奇ドラマになってくる。
いくらお盆だってそれはないだろう。
前にも書いたけど脚本が混乱にしている。
どういうドラマが作りたいのか、スタッフ間の意見の統一がなされてないとしか言いようがない。

また公式HPのBBSにも書いてあったけど、携帯電話のペースメーカーへの影響は
携帯電話で通話してる間だけでなく、待ち受け時にもあるはず。
このドラマではさも「岩槻は携帯電話で通話したから死んだ」かのような扱いだ。
それって医学的に正しいの??
生田斗真の母の死もそうだけど、人の死因についてものすごくいい加減な描写しかなく、気になる。

でも今回いちばんよかったのは魔女こと庄司先生(野際陽子)。
生徒たちを思う気持ちが伝わるシーンがいい。
草むしりをさせられる彼らに水をかける彼女の表情が生き生きしている。
私にとって野際陽子は「キーハンター」なのだが、それを彷彿とさせる陽気な表情がよかった。

山崎裕太への追求は来週に持ち越し。
どうなる高木先輩!

(今回とは関係ないけど、公式HPのBBSを見てたらタイトルバックのラストカットの飛行機の解釈に
ついて書いてた子がいたけど、あれってただタイアップのためだけでしょ?
私はそう思ってますけど)


8月3日(第5回)「夏休み!愛と哀しみの記念写真!?」

野球中継のため9時25分よりのスタート。
何でサブタイトルに「!?」が付くのだろう。すごくマンガチックなんですけど。

それは置いといて「今日の見所はみんなで海水浴に行く水着シーンだなあ」
と思っていたら、ついに高木先輩(山崎裕太)に岩槻(田中聖)が犯されてしまうのだ。
迫られるだけかと思ったら、ことをいたしたあとで裸にスラックスを履くシーンから
始まるのだ。高木先輩ったらシャツを後ろからかけてあげるなんて優しいんだね。
ってそんな簡単な問題じゃないんだが。

その前に今井の彼女(山田麻衣子)やその友達、今井の妹とかうっとうしいのが出てきて
田中聖や三宅健と三角、四角関係なのだなあ。
山田麻衣子の友達の言い草、「写真なんか撮られたら雑誌に投稿されたりインターネットに
載せられたり変な事になっちゃうよ!」あんた考えの方が変だと思うよ。
そんな中で岩槻が今井翼に対して募る思いが高まってストーカーまがい(写真を勝手に撮ったり)
に発展してゆく。

そういう複雑な気持ちの中で高木先輩に無理やり犯されてしまう岩槻。
でも直接の死因てなんなんだ?
携帯電話を使ったからペースメーカーの作動がおかしくなったってこと?
ペースメーカーに携帯電話がよくないのはわかってる筈なのに何故使ったのか?
一種の発作的な自殺だったのだろうか?
犯されたあと彼はどこを徘徊していたのか?
ずぶ濡れだったのは本当に波打ち際を歩いていたら転んだだけなのだろうか?

この辺の疑問は来週から明かされていく模様。
岩槻は高木先輩の携帯を持って死んでいたわけだから、そこから当然高木との関係が
問われ、いずれ同性愛の関係(要は犯されたこと)が明らかになるだろうが、
願わくば、高木の力ずくの肉体関係の行為は否定、断罪されても、
同性愛そのものまで否定されない事を祈る。

でもJrファンの小学生の子も見てるだろうから、先の高木と岩槻の
ことのあとのシーンを見て「あれどういうこと?」なんて親に聞いて
親を困らせてなかったろうか?
それとも最近の小学生はそのくらい理解しているのかなあ?


7月27日(第4回)「オレ、母ちゃんを殺した!」

今井翼の妹も登場せず、山田麻衣子もその友達もあんまり登場せず、バカ女に占領される事がなく、
まずはほっとする今日。
一応書くけど、キスするならキスしろよ、今井と山田麻衣子。
あそこで電話がかかってくる設定にするっていうセンスがなんか古いなあ。

で今日の主役は生田斗真。
「小学生のとき、自分は母親を殺したのではないか」という疑惑から逃れられず、
母親の幽霊に取り付かれるという話。
結局、光浩(三宅)により「それはきっと違う」と否定され事件は解決されるけど、
その根拠に説得力がなくてなあ。
「自分の母親も自殺(心中)したからなんとなく気持ちがわかる」ってそういうもんかなあ。
自殺した人の気持ちは当人にしかわからないって気がするけど。
そこのところをもう少しミステリー風に説得力のある解決が欲しかった。
(第一、電気カミソリを風呂に落としても感電死するのだろうか?その前に
ブレーカーが落ちる気がするけど)
というように細かい点を追求するといろいろ言いたくなるけど、
ヘタなりに斗真もがんばっていて、また「傷つきやすい少年の心のドラマ」という本来の
路線に戻った気がして安心。

で、高島礼子は美国(今井翼)も食ってしまおうという魂胆か!?
それと前から気になってたんだけど、ノンケの男は殺したいほど憎い女とセックスできるのだろうか?
そんなにいやな相手なら勃起しないような気がするのだが。
10代の若さだからどんな相手であろうといたしてしまえるのか、光浩は。
それともあの二人は一緒に裸でベッドインしても、それほど激しいことはしていないのだろうか?
(ストレートに言うとペッティングレベルで挿入はしてないとかさ)
うーん、皆さんの意見、聞かせてください。どうしてもこの疑問が頭から離れないので。

来週は田中聖くんが主役で山崎裕太に迫られたりするよう。
でついでにもう死んじゃう?
今日の生田斗真といい、ちょっと展開が早くないか?
そこまで話を進めていったら、9月になったら話がなくならない?


7月20日(第3回)「爆発寸前!僕は母を許せない!?」

またまたいやな予感のサブタイトル。
この番組、視聴率的にどうなのだろう?安っぽい青春ドラマのようなサブタイトルを
つけないと数字が取れないのだろうか?
メル友が「冒頭の主題歌中で三宅健がナイフ持ってるシーンがこのドラマの核のはず」
って言ってたけど同感で、つまりは
「ガラス細工のようにきらきらと輝いてる一方で、
人を傷つけてしまいそうなぎりぎりの少年たちのはかなげな青春群像」
のドラマだと思っていたが、
出てくる女出てくる女、みんな雰囲気をぶち壊しに来る!!!

まずは美国(今井翼)の妹!ただのうるさいだけのオバハンだ。
そして山田麻衣子の彼女!母親に気に入られたからと調子に乗ってまた寮に
遊びに来る無神経さ!この女、自分勝手すぎる。ちょっと振られただけで自殺未遂したりさ。
自分が彼氏に料理や裁縫をしてあげれば彼が喜ぶと思っている単細胞女だ!
もう少し今の相手の立場を考えろ!
あれでは愛の押し売りである。加えてその女友達もうっとうしい。
美国君もあんな女たちばかりが相手じゃ苦労が絶えないだろう。
思わずの光浩(三宅健)に救いを求めたくなるのではないか?
二人で寮の戸締りをし終わったあと、「もう寝よう」と二人で二階へ上がっていくが、
自分の気持ちを理解してくれない女ではなく、分かり合える同性同士として
文字どうり二人で寝てしまったのでは?と思いたくもなる。

バカ女ばかりで辟易したが、(ヒナの母親も出てきたが、あれも関西弁のせいかなんだか納得できんなあ)
別荘でのバーベキューのあと、高島礼子がみんなの前で光浩の両親の過去を
打ち明けるシーンは緊張感満点。
ジャックナイフのような表情をした健は最高だった。
今日は健の裸はなかったけど、あの別荘のシーンの表情で他のマイナスポイントを
取り戻す事が出来る程だった。

来週は生田斗真の過去にクローズアップがあてられるらしい。
(でもさ、健にしろ、翼にしろ、ヒナにしろ、斗真にしろ、悩みはみんな親との確執ばかりじゃない。
一人一人が抱えてるトラウマや悩み、もう少しバリエーションがあってもいいんじゃない?
原作ではどういう扱いだったのか?)


7月13日(第2回)「ヤバイ!?彼女を寮に連れ込んだ!」

サブタイトルからしてイヤな予感。
前半のほとんどが、今井の彼女(山田麻衣子〜「PUPUPU」にも出てた子だよね)
が寮にやってきて、それが野際陽子や例の3年生(山崎裕太)に見つからないようにするためのドタバタ。
やっとそれが収まったと思ったら、ドラマの流れをぶち壊すかのような山田麻衣子の友達が
出てきて、とどめは今井の妹まで出てくる始末。
これじゃ昔の「ただいま放課後」とかの青春ドラマになってしまう。
「男子寮という閉塞的空間というなかで、17歳の少年たちの一夏の愛と葛藤」というドラマ
(要は少年たちだけのドラマ)を期待してたけど、なんだかおかしな方向に進んできたなあ。
ただの青春ドラマにしては「親父の不倫と自殺未遂」(今井の秘密がもう明かされた)とか
「義母との関係」とか話が暗く、どっちつかずの中途半端な状態。
今後の展開が期待しにくくなってきた。
見所は健が高島のベッドルームから裸で出て来るところ。
生田斗真の出演が最初と最後だけなのがさびしい。


7月6日(第1回)「僕らが家に帰らない理由」

いよいよ放送開始。初回は10分延長の拡大版。
前半は今井翼とその彼女の話が中心だったので「やっぱり今井中心のドラマなのかなあ」て思ったけど、
後半、高島礼子が登場してきてから健中心になってきた。
今まで「保健室のオバさん」にしろ「PU-PU-PU-」にしろ「新・俺たちの旅ver1999」にしろ
「バーチャルガール」にしろ「ちょっと気が弱いけど、思いやるのある優しい子」って言うのが
健のドラマの役柄のパターンだったけど、今回は「心に曇りを持った優等生」という新しい役柄だ。
細めのメガネをかけ、笑わない役柄は新境地を開拓しつつあると言えるだろう。

健は高島の義母と「特殊な関係」って雑誌なんかには書いてあったので、最初はそれを匂わせる、
もしくは暗示するだけで、ドラマ全体の後半になってから(それこそ8月になってから)母子相姦
(義母とだから本当はそうは言わんかもしれんが)の関係が出てくるのかと思ったら、
第1回から明らかになるんですね。
特に裸で服を着ながら部屋を出てくるシーンがセクシーいい。
今後ドラマが進行するにつれ、ベッドシーンまで演じて欲しい。

村上信吾がテンション高すぎでうるさいが、そのテンションの高さにも裏がありそうで楽しみ。
生田斗真も少し大人っぽくなって(鼻の下が少しひげで黒っぽくなってる気がする)なかなか魅力的です。
(メル友に最近、斗真にはまってる人がいるんだけどよくわかる気がする)
今井翼にあこがれる田中聖は今後どうなるのか?彼の思いは通じるのか?
また今井を敵視するらしい3年生はどう関わってくるのか?彼は田中聖のことが好きなのか?
そして冒頭に登場する今井のトラウマの吉本多香美は誰なのか?
伏線が多く、今後の展開から目が離せない快調なスタートだ。

演出的に観ると人物のアップが多すぎる気がするが、閉塞的な心の状況表現するためか?
でもあえて言うなら江ノ電はパターン的過ぎてあきた。
青春ドラマ=江ノ電、湘南って言う設定もそろそろやめて欲しい。
もう21世紀何だからさ。