塩田貞治くんとファンの集い〜06年8月20日(PART2)

ファンとフリートーク篇

前半の「人生はフルコース」に関するインタビューが終わり、今度は他の出席者とのフリートークへ。
「少しでもみんなに楽しんで貰いたい」というマネージャーの計らいで塩田くんは席を移動。
ここからはマネージャー、事務所の社長、ミン監督なども交えてのフリートークとなりました。

塩田くん「でもついこの間(5月)に会ってまた会えてうれしいですね」


まずは映画「空港男女」の話題から。
塩田くん「(今日はみなさんの笑いが多かったですが)韓国の方と日本の方と笑のツボが
   違うらしくて、意外なところが受けたりしてましたね」


ファン「ブログは更新しないんですか?」
塩田くん「やべ〜〜〜。(一同笑)やる気満々なんですけど。実は韓国から更新しようとしたんですが、
   写真のサイズが合わないのかうまく更新できなくて」

ファン「楽しみにしてますのでまた更新してください」
塩田くん「写真はいっぱい撮ってますから」
マネージャー「ブログは今度アドレスが変わって再開します。『韓国語ジャーナル』さんのコーナーの
   一つで明日からでも再開します。よろしくお願いします」

(編者注・8月23日に公開されました)
塩田くん「写真がなくて文章だけでもいいですか?コンピューターが苦手なんです・・・・
   もう現代についていけなくて・・・・スイマセン」

マネージャー「また『韓国語ジャーナル』の雑誌ほうでも連載の予定があります」
ファン「教えるんですか?」
塩田くん「(笑)いや違います(笑)、まだそこまでは力がなくて・・・絵とか写真も入れて
   いろんな話題をしていく予定で。楽しみにしていてください」


ファン「今回の映画では三枚目の役でしたが、塩田くんとしては二枚目、というかシリアスな役とどっちが
   好きですか?」
塩田くん「そうですね。笑ってもらえる役のほうがいいかな(笑)」
社長「今度マザコンの役やるんだよな」
塩田くん「ハイ」
社長「来月5日から撮影が始まるんですが、土曜ワイド劇場で」
塩田くん「一旦韓国に戻ってまた日本に帰って撮影です」
社長「土曜ワイド劇場は放送日決めないで製作するから、いつ放送になるかわからないんですが。
   月曜日の奴はやったっけ?TBSの。してないよね?」
マネージャー「まだです」
社長「竹下景子さん主演の血液鑑定に絡むサスペンスなんだけど、(この後、社長がドラマの
   説明に当たって犯人役の俳優さんの名前を言ってしまったため、ここでは省略)
   塩田の役は石橋蓮司の息子で新進小説家の役なんだよね」



ファン「韓国での予定はありますか?」
塩田くん「ミン監督や先ほどのハリムさんとラジオドラマをやる予定があります。詳しいことは
   まだ決まってないんですが。さっきのドラマの撮影が終わって韓国へ帰ってからになるんですが」

ファン「日本で聞けますか?」
社長「新潟あたり行けば聴けるんじゃないかなあ」(一同笑)

ミン監督乱入。
社長「監督に質問があったらどうぞ。塩田が通訳します。こういうチャンス滅多にないですよ(笑)」
(以下ミン監督の発言はすべて塩田くんが通訳しました)


ファン「塩田くんの第一印象はいかがでしたか?」
ミン監督「この映画のキャスティングに当たっては、最初はオーディションを行って決めていこうと
   思っていたんですが、塩田くんを紹介されて彼にあってオーディションをするのを止めて彼に
   することに決めました。実は最初は『ロスト・イン・スペース』???じゃなくて『ロスト・イン・
   メモリーズ』の仲村トオルさんを考えていたんです。相手役は『オアシス』のムン・ソリさんに
   しようかと。日本のビジネスマンとスチュワーデスの話で・・・
   でも仲村さんの連絡先がわからなかった(笑)。連絡先さえわかっていたら違った映画になったかも
   知れない(笑)でも塩田くんに会って彼のキャラクターと僕の考えていたものをミックスして
   最終的に出来上がりました。
   今回の映画ではとにかく時間がなくて、何かと慌しい中でどんどん撮影をしていったので塩田くん
   には申し訳なかったと思っています。(日本語で)スイマセン」


ファン「撮影期間はどのくらいだったんですか?」
ミン監督「約1週間です」
一同「ええ〜〜!?」
ミン監督「毎日毎日夕方から朝までずっとでしたね」
社長「空港だから普段は人がいるわけだから夜中撮ってんでしょ?」
ミン監督「人がいるところでも休憩所とかでは一部撮影しました。制作費のほとんどは
   空港使用料にいってしまいましたね(笑)」


ファン「日本だと空港の撮影なんかは制約が厳しいって聞くんですが。仁川空港が監督の力量の
   おかげですごくきれいに撮れてましたが、そういった制約なんかはなかったですか?」
ミン監督「まあ、その辺はお金を払えば大体何とかなりました(笑)」
(一同笑)
ミン監督「本当はもっとお客さんがいるところで撮影したかったところもあったのですが、早朝や夜中で
   なかなか人がいなくて。諦めかけたシーンもあったのですが、塩田くんが一人ふらふらして
   さまよっているシーンなんかはたまたま運よく早朝便のために人がいるときにゲリラ的に撮影した
   こともありましたね。それこそ『ハイあっち行って!』『今度はこっちで!』みたいな感じで」

ファン「この『まぶしい一日』のトータルの制作費が5000万ウォンって聞いたのですがホントですか?」
ミン監督「『空港男女』に関しては1500万ウォンです」
社長「1500万円でしょ?」

塩田くん「いや150万円みたいです」
ミン監督「もともとは100万円ぐらいでした。今会場で上映している『ケンカの技術』のシナリオを
   手伝っって書いたのですが、作った会社に掛け合って少し協力してもらったりしました」


(編者注・日本円で150万円という制作費はほとんどないに等しい。仮に現場でスタッフキャストで20人
いたとしましょう。一日2回食事を出し、その費用が一人一日2000円とします。2000円×20人×7日間
=28万円です。弁当代だけで2割近くがかかってしまいます。150万円でこれだけの映画を作ることは
日本では考えられません)


ソリムさん、マイクを持って乱入。
ミン監督「彼はラジオのDJなんかもしているんです」
(一同拍手)
ソリムさん「今僕は親友の映画監督のミン・ドンヒュンの映画に出た日本人俳優の塩田貞治さんの
   ファンの方々のイベント会場にやってきました(編者の半分想像)」

一同「アンニョンハセヨ!」
ソリムさん「会場は塩田さんのファンの方々で埋め尽くされています。会場のずーっと先の隅っこまで
   一杯です(ますます編者の想像の翻訳)」
塩田くん「(ソリムさんを翻訳して)みなさん塩田くんは日本では人気がありますか?」

一同「いえ〜〜〜!!(1000人分ぐらいの拍手と喝采をする参加者一同)」
ソリム「バイバイ!」

塩田くん「今の録音を放送するみたいです」
社長「今のが韓国の放送で流れるんだね(笑)」
ミン監督「ソリムさんとはラジオドラマをする予定があるんですが、それに塩田くんも出て貰いたいなと
   思っています。(塩田くんに)韓国で待ってますよ」

ファン「どんな番組ですか?」
ミン監督「ソリムさんは韓国では有名な歌手で作曲家なんですが、彼の番組の中での予定ですね。
   一度聞いてみてください。インターネットなどで聞けるかも知れません」

ファン「ソリムさんってどのくらい有名な方なんですか?」
ミン監督「彼はすごく有名でかつて韓国で大ヒットした、女性なら誰でも知ってるようなヒット曲が
   あるんですが、それを作曲したりしました。渋谷のタワーレコードで3年前、彼の特設コーナーが
   設けられたことがあったそうです。とても有名な歌手なんですが、日本の方はご存知ないかも
   知れませんね」
社長「やっぱりあの親しみやすさがなんか『距離感』を感じさせないんだよな(笑)」

(一同笑)
ミン監督「彼はテレビなどには出ないんですよね。でも東京でこうして日本の方と会話してるとなんだか
   自分も日本語を話しているような気になってきますね(笑)」

ファン「撮影中の塩田くんはいかがでしたか?」
ミン監督「最初はなかなか言葉の問題があって意思がうまく通じなくてケンカ調子になってしまったことも
   ありました。こっちもイライラして。塩田くんもふてくされて出ていちゃったりして(笑)。
   空港で撮影したときはいろんな音が入ってしまうのでアフレコにしたんですが、スタジオで僕や
   録音技師がOKを出したんですが、塩田くんが口の動きとあっていないって納得しなくて何回も
   やり直したりして彼には感謝しています。
   そして撮影が終わってからも釜山やソウルの映画祭でいる時間も多くなって、今は仲良くなって
   また僕の作品に出てもらいたいなと思っています」

一同拍手。

社長「今日はこういう滅多にない機会でしたね。監督もありがとうございました」
ミン監督「私もこういう席に参加できてとても光栄です」


というわけでこの後はみんなで記念撮影やサイン会。
今までにない充実したファンイベントでした。





(06年9月2日更新)