映画日記

2004年3月

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 映画評では書ききれない、映画についての小ネタです。
「ウルトラQ倶楽部」の公式HPはこちら↓
http://www.tbs.co.jp/radio/ultra-q/
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3月27日(土)
「盲獣VS一寸法師&石井監督ティーチイン」
石井輝男監督新作「盲獣VS一寸法師」を渋谷シネ・ラ・セットにて観賞。
「低予算バレバレで痛々しい作品」とかの前評判を聞いていたが、なかなかの快作。
江戸川乱歩作品の映画化でも上位の部類に入るだろう。
本日は石井監督のティーチイン付。
江戸川乱歩と関わりについて石井監督に聞いてみた。
乱歩の著作とはそれこそ子供の頃から読んでいたそうで、思い入れは深いらしい。
でも乱歩先生とは直接お会いになったことはないそうだ。
「『土蔵の中でろうそくの火で小説を書いている』というような伝説の多い方だから、
僕の中でイメージが出来てしまった。会ってみたら案外普通の人だった、というような
ことだとショックだからあえて会わないようにした」との理由からだそうです。

尚ティーチイン後は石井監督のサイン会も。
石井監督、まだまだお元気でまた映画を撮ってください。

3月20日(土)
「連合艦隊&松林監督トークイベント」
中野武蔵野ホールでレイトショーで行われている松林宗恵監督特集。
本日より「連合艦隊」の上映だが、今夜は特別に快楽亭ブラック師匠との
トークイベント付。
上映時間が長いのでトークイベントは15分ほどの短い時間でしたが、
中井貴一を佐田啓二の十七回忌の時に見かけて嫌がる母親をなんとか説得して
「連合艦隊」に出演させたこと、谷村新司が最初は主題歌を断ったのを何とか説得させた
お話などをしていただきました。
そしてラストシーンの主題歌の流れるところで中井貴一の「親よりもほんのわずかでも
長生きできたことがせめてもの親孝行です」のモノローグのシーンに「連合艦隊」の
すべてが込められてるという。
「戦争というものは常に若い人が死んでいく。親よりも先に死ぬというこんな
ひどい話はない。口先だけで『戦争反対!』とかいってもダメなんです。もっと心に
訴えなければ」と涙を流さんばかりに熱く語る監督には感動すら覚えました。

上映後は監督自ら観客を見送る丁寧さ。
ずうずうしく私はサインをねだったのですが、監督は快く応じていただきました。
色紙に監督がお書きになったのは「不思議に生命永らえた」の言葉。
「連合艦隊」を観た後だとこの言葉は実に重くのしかかってくる。

「いかりや長介死去」
中野武蔵野ホールから帰ってネットをチェックしたら長さん死去の方が!
去年「踊る2」の舞台挨拶で復帰したものの、実はあぶないという噂は聞いてましたが
いざ現実となるとショックです。
ドリフターズのメンバーも鬼籍に入る時がきてしまった。嗚呼。
くれぐれもご冥福をお祈りします。
3月18日(木)
「白い巨塔〜財前死す」
いよいよ最終回。財前の手術から財前の死までを描く。
病気の状態をさとられまいとして空元気で振舞う義父・又一(西田敏行)
が返って泣かせる。
柳原は原作では無医村に赴任するがこのドラマでは大学に残る。
里見に看取られながらの財前の死はさすがにうるっときたが、惜しいのは財前の遺体が
解剖室に運ばれる長い行列のシーンに財前の手紙の声がかぶるが、ここでエンドロールを
流してしまった事。
行列のシーンはじっくり見たかっただけにエンドロールが実に邪魔に感じられた。
おそらくは尺数の関係だとは思うが、じっくり見せてほしかった。
産婦人科葉山教授、整形外科野坂教授、第二外科今津教授らの姿も映してほしかったな。

来週は総集編。総集編の最後には財前の死後1年後の登場人物たちの姿が
描かれるとか。
案外里見が癌センターのセンター長になってるんじゃないだろうか?
ちょっと楽しみだ。
3月13日(土)
「白い巨塔〜最期の審判」(11日放送分)
うわっ話はしょりすぎ。前回柳原が法廷の傍聴席から真実を述べるところがクライマックス
だったが、今週はその証言が採用されないところからスタート。
だがその後一気に亀山君子証言、判決、財前の入院、手術開始までいってしまう。
亀山証言なんてそこだけでもクライマックスなのにもったいないなあ。
財前のオペを東がおこなうだけでも一波乱あるのだが、あっさり略された。

里見の「たとえ死にいたったとしても何の覚悟もない一月と覚悟の上の数年は
重さが違う」のセリフが医者と患者の関係を言い表す。
患者は病気の直る直らないという技術も望むが、それ以外のものが必要な時もある。
鵜飼教授も裁判が始まる頃に言っていた。「君がミスを犯したかどうかは大して
問題じゃない。極端な話、ミスをしても患者側が納得してればいいんだ!」
医療は結果だけではない。どう信頼関係を築くか、それが問題なのだ。
(関係ないが裁判長役で湯浅実出演!久しぶりに見た)
3月7日(日)
「ウルトラQ倶楽部」
「怪奇大作戦〜京都買います」でピントが合ってないカットがある、という話題になったとき、
司会のアナウンサーが、「えっその頃はモニターってなかったんですか?」と言ったのには
あきれた。若いアナウンサーならともかく、それなりの歳らしいアナウンサーなんだから
それぐらい常識で知っていて欲しい。
でもそういうモニターで見ながら撮影を行うのが常識、となって随分経つのかなあ。
まだ15年ぐらいだと思うのだが。
3月4日(木)
「白い巨塔〜嘘だ!真実の叫び」
脱力するような情けないサブタイトルだが、内容は素晴らしい。
前半の東の証言シーンは見事だった。遺族の佐々木親子に頭を下げるシーンは本当に
驚いた。また東が自ら今の近畿労協病院の院長を辞めると言った時も。
船尾教授が財前側に立った以上、病院を追われることは予想していたが、自ら辞めるとは
思わなかった。石坂=東最高の見せ場であった。
そして柳原にすべての罪を押し付けようとする財前についに反発、柳原が傍聴席から
真実を語りだすところで今回は終了。
いよいよクライマックスだ。