映画日記

2004年5月〜12月

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 映画評では書ききれない、映画についての小ネタです。


12月30日(木)
「黒澤明アート展」
六本木ヒルズで開かれている黒澤明の「影武者」「乱」「八月の狂詩曲」「まあだだよ」の
原画展を見る。
黒澤明の絵は出版物などで何度も見ているが実際に見てみると、感じるのは
「こんなにイメージがはっきりしていたら映画にしたら不満足になるだろうなあ」ということ。

一度アニメーションをやらしてみたらどうだったのだろう。
そして原画がかなり残っているのだから、これを利用して静止画に声をつけたものが見てみたいとも
思った。誰か企画しないのだろうか?

「モスラ対ゴジラ」
レンタルでDVDを借りてきて、佐原健二氏のオーディオコメンタリーを聞く。
「ゴジラ」(第1作)での船上の男はやはり佐原氏だったようだ。コメンタリーで第1作の
出演シーンについて触れていました。


さて今年も終わりです。
このコンテンツはほとんど更新されなくなりましたが、これからもよろしくお願いします。
11月3日(祝・水)
昭和29年11月3日は「ゴジラ」第1作の封切り日。つまり今日はゴジラの50歳の誕生日。
だから今月は各地で「ファイナルウォーズ」の前宣伝も兼ねてゴジラの旧作上映が行われていて
私もヴァージンシネマズ六本木ヒルズ・アートスクリーンで上映されている「ゴジラ(英語字幕版)」
の上映を見に行ってきました。(海外版ではなくて単純な英語字幕についたプリント)
もう数回見てるこの映画ですが、何回見ても飽きませんねえ。
シュミレーションドラマになっていて大人の鑑賞に堪えられるSFになってるんですよね。

そして上映前に「ファイナルウォーズ」の10分ほどのダイジェスト版と「VSキングギドラ」「VSモスラ」
「VSメカゴジラ」「VSスペースゴジラ」「VSデストロイア」の予告編の特別上映のおまけつき。
「ファイナルウォーズ」ですが、完全に北村龍平の映画になってまして。
まあ北村龍平ファンもいらっしゃるでしょうが、ゴジラファンにはきっと不評だろうなあ。
不安が確実になりました。
なんだか見に行くのがつらくなりました。
とはいってもまた日劇東宝で見ますけど。
8月29日(日)
日記は完全に不定期です。これからはそうします。
しかし去年は日記もマメにつけていたんだなあ。

本日、ラピュタ阿佐ヶ谷で「独立機関銃隊未だ射撃中」を見る。
おととしの3月に浅草東宝で見ていたが、いつか再見したいと思っていたのだ。
特に新しい発見はなかったけど、やっぱり見ごたえのある作品だ。
DVD化はされないだろうから、今度日本映画専門チャンネルにリクエストしてみよう。
5月23日(日)
いかんいかん、1ヶ月以上も日記をつけなかった。
もう一つ日記を運営してるけど、そっちはこまめにやってるがやはり日記を2つ持つのは
自分にはしんどいかな?

この1ヶ月にあった事。

「4月21日〜竹内均氏死去」
去年発売の「日本沈没」のDVDの映像特典でお姿を拝見した時はお元気そうだった
のになあ。
小松左京さんの方があぶなそうな感じを受けましたので、本当に意外でした。
ご冥福をお祈りします。

「5月17日〜三橋達也氏死去」
またまた訃報だが、17日に三橋氏の訃報が伝えられた。その前日、「日本映画専門
チャンネル」で「忘れられぬ人々」をチラッと見ただけに残念でならない。
しかし晩年「忘れられぬ人々」や「Dolls」などに出演して本当によかったと思う。
最後までいい仕事が出来たと言えるのだから。
ファンとしてくれぐれもご冥福をお祈りします。(遺作「CASHEERN」昨日見ました)

「カンヌ映画祭」
パルムドールは「華氏911」でした。
受賞のコメントでマイケル・ムーアが審査員たちに「私は昨年アカデミーでああいう発言を
しました。あなた方はどんな作品を選んだのかよく解ってますね??」
という主旨のコメントを苦笑と感謝の微笑みで言っていたのが印象的だった。

そして意外だったのが主演男優賞が日本の是枝裕和監督の「誰も知らない」に主演した
14歳の少年。
最初聞いた時、思わず「誰それ?」と言ってしまいました。
文字通り「誰も知らない」人が授賞したわけで。
最年少記録になるそうです。これは俄然この映画が見たくなりました。