映画日記

2006年

2005年へ  
 映画評では書ききれない、映画についての小ネタです。


9月30日(土)
「丹波先生告別式」
行ってまいりました、丹波先生の告別式。
西田敏行さん、黒柳徹子さん、高岩淡さんらが弔辞を述べ、無宗教なので参列者による献花という
形になったのですが、そのBGMに使われたのが、「Gメン75」「キーハンター」「砂の器」そして「007は二度死ぬ」!
丹波さんの代表作のテーマ曲が流れると、もう感慨は深いです。
会葬御礼をいただいたのですが、その中に通常のお礼状の他にもう一枚、丹波さんのブロマイドが。


ご本人が本当にそうおっしゃっているような一言です。

最後の出棺の時に佐藤純弥葬儀委員長が丹波さんを「さびしがりやの一匹狼」と故人の思い出を話されたのが印象的。
長男・義隆さんが喪主の挨拶で「父は『あの世とこの世は地続き。死ぬことは大したことじゃない』と言っていました。
しかし、残された者はつらい。父は情けない奴と怒っているかも知れません。しかし、つらいものはつらいです」
という言葉がその場にいる全員の気持ちを代弁していたのではないでしょうか。
棺を載せた霊柩車が去っていくのを原田大二郎さんが警官の最敬礼をして「黒木警視正」を見送っていました。
その目の涙は遠目からもはっきりと解りました。
丹波さんの死は残念です。
しかし、そのお見送りが出来たことをファンとしてうれしく思います。

あの世はいかがですか?
日ごろお話になっていたのと同じでしたか?
ちょっとお聞かせ願いたいです。


9月25日(月)
「丹波先生死去」
http://www.sanspo.com/sokuho/0925sokuho065.html
24日の午後11時27分だったそうだ。
今夜の7時20分に知ってから、頭からこのニュースが離れない。
何しろ私が日本映画ファンになったきっかけがやっぱり「砂の器」「日本沈没」ですから、丹波哲郎氏は
日本で一番好きな俳優でした。
ここ数年、お体の具合がよくないうわさを聞いてましたから「いつかは・・・」と覚悟はしていましたが、いざそのとき
になるとショックです。

2003年12月の今はなき自由が丘武蔵野館でのトークショーの時、花束を渡して握手してももらったことが忘れられません。
何しろ日本を代表するスターですから、花束を渡さずにはいられない気持ちでした。


その後、昨年の7月の東劇での「砂の器デジタルリマスターヴァージョン」公開の時の舞台挨拶の時は随分お痩せに
なって心配しました。
あの頃から、やばいなあという気はしてたんですね。

今夜は「砂の器」を見ます。

最後に丹波先生の僕にとってのベスト10を。

1、砂の器
2、日本沈没
3、沖縄決戦
4、軍旗はためく下に
5、連合艦隊
6、不毛地帯
7、007は二度死ぬ
8、ノストラダムスの大予言
9、東京湾炎上
10、新幹線大爆破
次点、人間革命

くれぐれもご冥福をお祈りします。

まだまだ書き足りないのですが、とりあえず今日のところはこの辺で。

(写真は2003年12月の自由が丘武蔵野館でのトークショーの時。持っている花束は私が渡したものです)
9月16日(土)
連休初日、ユナイテッドシネマとしまえんに入りびたりで4本立て。
「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」「ワイルドスピード3」「グエムル」「出口のない海」
12:15から観はじめて終わったのが23:30。
まだもう1本「シュガー&スパイス」を見ようかと思ったが電車の都合で本日は断念。
体力的にはOKだったんですが。
今度は朝から行って5本立てに挑戦してみよう。 しかし見たい作品がこれだけ一度にそろうことも少ないんですが。

でここでは「ウルトラマン」の話を。
最初は見る気はなかったんですが、本日は黒部進さん、森次晃嗣さん、団時朗さん、高峰圭二さんの
舞台挨拶があるので行ってみた。 (後はウルトラヒーローたちね)
舞台挨拶はここだけでなく、MOVIXさいたま、シネリーブル池袋、品川プリンスシネマでも行われ、
さいたまと品川は他にメビウスの五十嵐隼士や監督も加わってだが、途中、としまえんと池袋に分かれる。
逆に池袋は五十嵐隼士と監督たちとなる。
他の劇場ではどうだったかわかりませんが、ここ写真撮影OKのイベントでしたのでここに写真をアップしますね。
まずはウルトラヒーローたちと8人で。

この4人が一度にそろうのは珍しいだろう。
ちなみに今回のイベントではこの大人4人を「ダンディー4」と名づけている。
(Tシャツも黒地に金の文字で「DANDY4」と書いてある。4人専用で4枚しかないそうだ)
それぞれの挨拶になると黒部さんが「この4人は仲がいいんです。何しろギャラも一緒、セリフの数も一緒で
ケンカしないように映画は作ってありますから(笑)」という相変わらずの毒舌トークでスタート。
森次さんの挨拶のあと、再び黒部さんがマイクを奪い取り「この人(森次さん)なんかこのTシャツで電車に
乗って藤沢から来たんだよ。俺なんか恥ずかしくて着れないよ」
森次「何言ってんですか、世界に誇る日本のヒーローなんですから」

会場からの質問を受け付けたとき、大人のファンから「高峰さんに伺いたいんですが、エンドロールで40周年パーティの
模様が映って北斗南役のヒロインと話されていましたが、何を話されたんですか?」
という質問に高峰さんが「彼女はね、役ではしっかりした性格だったけど実際はおっちょこちょいで・・・」
と話されている途中にまた黒部さんは「携帯番号聞いてたよ」と相変わらず子供のファンには聞かせられないような
突っ込み。
高峰さんの答えは「おっちょこちょいだから『ホテルの鍵なんか持ったまま帰っちちゃダメだよ』と言ったら
実際に彼女のポケットには鍵が入っていて彼女はすぐに返しに言ってましたよ(笑)」

挨拶の最後は「次回映画を作る時も出演できるよう、車椅子にならないようがんばります。
でも黒部さんが乗って高峰さんが押してたりして(笑)」というジョークで締め。
帰り際には黒部さんが突然「今から歌を歌います」と4人で「ウルトラマン」の主題歌をアカペラで歌う大サービス。

これは予定になかったらしく、司会者もびっくりしてましたよ。


映画のほうもオールドファンのほうが楽しめるつくりになってました。
今の「ウルトラマンメビウス」は知らなくても楽しめる一編です。



8月9日(水)
長崎の原爆の日。私はまだ黒木監督の「TOMORROW/明日」を見ていない。

「爆笑問題の戦争論」
という本を先日読んだ。日清戦争からアジア太平洋戦争までの日本の戦争の歴史を田中君が説明し、太田君が
ぼけまくるという内容。教科書よりちょっと詳しい程度に戦争の起こった経緯を説明していってくれる。
これを読むと明治以降、欧米の列強がアジアを植民地にせんと虎視眈々と狙っており、「捕られる前に捕れ」と
ばかりにアジアを侵略していったことがよくわかる。

読み違えると「欧米の侵略から日本、アジアを守るために戦った」という「聖戦史観」になってしまう。
それを避けるために一言「しかし他人の国のことをその国の国民そっちのけで取り合ってるんだから無茶苦茶だよな。
中国や韓国の人にとっては、自分の家に同時に二人の泥棒がやってきて自分の家のものを「これは俺が先に
見つけたんだから俺のもんだ」とか、「いや、俺の方が裂きに家に入ったんだから俺に権利がある」とか言って
取り合ってるのを見てるような感覚だよな」(55ページ)

言いえて妙だと思う。
そしてストレートではないが天皇の戦争責任も。

「ここまでくると日本の敗戦は誰がどう見ても必死となった。元首相の近衛文麿は、これ以上戦争を継続するのは
無理とし、国体を守るためには余力のあるうちに戦争を終結するべきだと天皇に提案する。しかし天皇は「もう一度戦果を
あげてから出ないと、なかなか話は難しいと思う」として近衛の進言を拒否したという」(178〜179ページ)
こんな話私は初めて聞いた。
これが正しければ大変な話だよな。

しかし小泉首相は8月15日に靖国神社に行くのかねえ。
「適切に判断します」と言っていつまでも明言しない。
焦らせば焦らすほどマスコミを焦らすこと事態を小泉が楽しんでいるように見えてきたよ。

8月5日(土)
「『太陽』無事公開!」

例のイッセー尾形主演の昭和天皇映画「太陽」が5日無事公開されました。
初日の1回目の上映に行ってきたんですが、心配されたどこかからの妨害行為もなく、無事上映終了。
当日券を求める人の長蛇の列は出来るし、

2回目の上映を待つお客さんも階段で並んでいる。

銀座シネパトスの新記録を作るんじゃないか?

私は何とか1回目に見たかったので、立ち見で見てきましたよ。
DVDを見たときにはわからなかったマッカーサーと天皇の微妙なやり取りが理解でき、
この映画がますます好きになりました。
観客のほうも「昭和天皇の映画」ということでなんだか初めは緊張しているように見えましたが、
後半のマッカーサーから送られたチョコレートのあたりから笑いも起きるようになってましたよ。
私の今年のベストワン候補です。

帰りにポスターを衝動買いしてしまいました。
でもこれ部屋に張ったら「天皇崇拝者」みたいだなあ。
まったく違うのに。


7月26日(水)
「映画検定の結果」
6月25日に受験した映画検定。その結果が今日届いた。
実は2級、3級、4級と全部受験したのだが、結果は・・・・・

「全部合格!」



こんなこと自慢げに自分のサイトに書くなんていやな奴だなあと思われるだろうが、他に自慢できることもないんで
勘弁して下さい。
ちなみに合格者には上のようなクレジットカード大の合格証が送られてきます。
いや〜3級、4級は大丈夫だと思ったけど、2級は正直不安だった。
とりあえず、うれしいです。
次回は1級にチャンレンジします。
ここまできたら1級に合格するまで、受験し続けます!

ていうかこれに合格したって何のメリットもないんだよなあ。
映画によっては「映画検定合格者割引」ってのをやってほしいな。
配給会社、映画館の方々、せっかくですからすべての映画とはいいませんから、一部の映画だけでも
「映画検定合格者割引」ってやってください。
お願いします。


7月22日(土)
「蟻の兵隊」
実はこの映画、先日のポレポレ東中野での「あんにょん・サヨナラ」トークショーの時に鈴木邦男さんが勧めていた映画。
本日、舞台挨拶付のため1回目の上映に駆けつける。上映は10時からだが、整理券を9時半から配るというので9時20分ごろ
到着。かなりの人が並んでいるので入れるか不安になる。列には鈴木邦男さんもいた。
なんとかぎりぎりで座れました。

池谷監督(左)と奥村和一さん
上映後のトークでは映画の撮影中に奥村さんの体調を気をつけた話など。そして映画には描かれなかった帰国後の話も。
帰国後は中国帰りで共産思想の疑いをかけられ、公安に目をつけられた話、何故帰国後すぐに訴訟を起こさなかったかなど。
「生きていくのに精一杯で訴訟などしている余裕はなかった。定年退職して初めて訴訟を起こす余裕が出来た」ということでした。
最後に奥村さん「蟻の兵隊の進軍はまたまだ続きます」と力強く言われたのが印象的でした。


「桜井浩子=ひし美ゆり子トークショー」



世田谷文学館で2時から。「ウルトラマン誕生40周年記念展」の一環としてのイベント。
トークのほうはこのイベントに参加する経緯、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」に出演するきっかけとなった
オーディションについてなど。
それほど目新しい話があるわけでもないのだが、このお二人が一緒にトークショーをするということが何より目新しい。
「別に仲が悪いわけでもないのでまたご一緒しましょう」という感じで和やかなお二人でした。
写真撮影を許してくれた世田谷文学館はえらい。
どこかのイベントとは大違いだ!
なにより世田谷文学館に拍手だな。


7月16日(日)
「樋口監督舞台挨拶」
で「日本沈没」の舞台挨拶だ。
舞台挨拶、というか30分以上のトークショー。
ポスターや映画のセリフで実在する某企業からクレームがついたので変更せざるをえなかったというネタ。
くれぐれもブログには書かないで!と言ってたので、企業名は内緒にしました。(でも違反かな?)
それとポスターに実は名古屋が崩壊している名古屋地方限定ヴァージョンのポスターの話題。
北海道、東京、京都、福岡のそれぞれが崩壊しているポスターが公式だが、名古屋のほうで勝手に作ったそうだ。
名古屋限定なので当然普段我々が見ることはない。今度名古屋に行ったら写真を撮ってこよう。

撮影の苦労は?見たいなありきたりな話はなしで樋口監督の面白いキャラクター全開の楽しいトークショーでした。
舞台挨拶は映画上映前だったが、上映後に樋口監督がロビーにいらっしゃって即席のサイン会。
私もパンフにサインをいただきましたが、その際に「トヨエツ田所博士が小林田所博士と同じくモンブランの万年筆を
使っているのがよかった」と話したところ、「本当は田所が万年筆を忘れるところもやろうかと思ったがうまく
入れられなかった」とのお答えでした。
「申し訳ないがやっぱり日本が沈没しないのはまずいと思います」と旧作ファンの私の思いをついでにぶつけちゃいましたが。
樋口監督、ごめんなさい。多分あちこちで言われてると思います。

今、公式サイトの予告を見直したら、日本を沈没させないようにするプロジェクトについてはまったく触れられてませんね。
やっぱり宣伝部、その他にも異論はあったのでしょうなあ。
「それ、予告で見せたら旧作ファンは怒るかもよ」といったような。
宣伝部の苦悩がわかる気がします。
誰か止めればよかったんだよ。今回のプロデューサーにはその変更の重大性が認識できなかったんでしょうなあ。


7月15日(土)
「『日本沈没』公開」
明日ユナイテッドシネマとしまえんで樋口監督の30分の舞台挨拶(というかトークイベントだな)がある回のチケットを
買っているのだが、明日まで待てずに今日(ユナイテッドシネマの会員のポイントで)見てきた。
これは違うよ。看板に偽りありだよ。この件については16日にでも緊急更新します。

「あんにょん・サヨナラ」
またまた「あんにょん〜」だ。
今日はキム監督と加藤監督の舞台挨拶の日。
これでなんだかんだでこの映画、5回目だ。一通りの挨拶が終わった後で質問の受付。
私も質問。「まずは5回見ても飽きない。『映画として』面白い。監督の力量です」と感想を述べて後「韓国での反応は
いかがでしたか?」と聞いてみた。
「韓国では釜山映画祭のあと5箇所ほどで映画館上映をしたが、韓国ではドキュメンタリー映画をお金を払って見るという
習慣が根付いていないのであまり多くの人には見てもらえなかった。自主上映を何箇所かで行ったが若い人も多く
見てくれた。『日本人に対する見方が好意的になった』という意見が多かった」
それはよかったですね。この映画のテーマそのものだ。

終了後、ロビーで加藤監督に野中広務氏のインタビューがカットされたことに聞いてみた。
「野中さんて保守でありながら戦争反対ていうややこしい立場の方なので韓国の方に説明しにくいし、映画の流れとして
入れにくかった」という答え。「『考えよう靖国問題』というビデオに入ってます。受付で売ってます」と宣伝された。
今後も影ながら応援して行こう。


7月10日(月)
「鈴木邦男氏 in 新宿ロフト・プラス・ワン」
映画監督の森達也氏、ジャーナリストの斉藤隆男氏、それに鈴木邦男さんらのトークイベント。
一応鈴木さんの「愛国者は信用できるか」発売記念トークだが、あんまり関連した話はなかった。
なんとなく取りとめもなく進行し、居酒屋でオヤジが飲んでいる会話のレベルの話しか出ないんだよな。
「高橋哲哉さんの『靖国問題』は30万部売れたらしい」「どうしたら本て売れるのかなあ」「タイトルかな」「で『憲法問題』
ってのは売れなかったらしいよ」「『国家の品格』もあの肩書きの著者が書くから売れるんだ。俺達が同じタイトルで
書いても売れないよ」「あれって酔っ払いのジジイの独り言みたいな本だってね」「そうなの?」「普通のオヤジにして見れば
『こういう偉い人と俺は同じ考えだ』って言うことで読んで面白いらしい」「鈴木さんの『愛国者〜』は売れてるだってねえ」

あんまり面白くなかった。ちょっとがっかり。


7月8日(土)9日(日)
「『あんにょん・サヨナラ』公開」(8日)
去年の10月に釜山国際映画祭で見て以来の付き合いになる映画「あんにょん・サヨナラ」がついに一般公開となった。
本日は主演のイ・ヒジャさんと加藤監督の舞台挨拶付。
会場のポレポレ東中野は初めて。貸しビルの中にある映画館と聞いていたが思ったより映画館の形状をしていた。
しかも見やすいし。
12:30からの初回映画上映後に舞台挨拶。観客の入りは7割ほど。
舞台挨拶の後にロビーで加藤監督とお会いする。
私を見つけて向こうから声をかけてくれた。「去年日仏会館での上映にいらっしゃってましたよね?」と聞かれ
驚いた。大変ありがたい。私なんかこの映画を応援すると言ってもただ何回も見るだけだしなあ。
明日の9日の19:00からこの映画にも登場した高橋哲哉氏、新右翼の鈴木邦男氏、ヒジャさんのトークショーがあるそうだ。
映画の半券を持っていくと500円ということなので、行くとしよう。


「トークショー」(9日)
18:30に劇場に着いたのだが、すでに立ち見席になるということだった。考えてみればこの前の上映のお客さんの
うち何割かは見るだろうから、この時間で立ち見は仕方ないか。しかし19:00ぐらいに来た人は満員でお引取り
いただいていたみたいだからまだよかったのだ。
「反戦運動の市民団体」みたいな感じの方も多い。

トークショーの中で高橋氏の「生者は死者を利用する」という発言に目から鱗が落ちる思いだった。
靖国の問題に限らず「死んだ人もそう思っていたはずだ」という言い方を生者はよくする。しかしそれは
生者が死者を利用する(あるいはダシに使っている)とも言える、という意見にはうれしい驚きがった。
「死んだ人もそう思っていたはずだ」というのは本当に死んだ人がそう思っていたか確かめる術はない。
それをいいことに生者が自分の論理を正当化するのに利用するなあ。
これはいいことを聞いた。

鈴木邦男氏は「新右翼」という肩書きだが、いわゆる「街宣車」でがなりたてるようなタイプではなく、実に話が
面白い方。トークの中で「靖国神社で『合格祈願』をするのはおかしい。『七五三』をしてどうするのか?戦争で
亡くなった方にさらに何かをお願いするのはいかがなものか」という発言には大いに賛同。
鈴木氏が高橋氏に「どうしてこういうことを靖国はするんでしょうか」「やはり遺族の高齢化で参拝客も減ってきてる
でしょうから金が欲しいんでしょうねえ」という答え。

分祀については「遺族が望んだらやったらいいと思う。戦死者が望んでいたというのはどうせわからないんだし、
遺族があの世に行ってから戦死者と話せばいい。家族の問題で靖国が決めるべきではない」

また「8月15日に軍服を着て行く人がいてそれをマスコミが写すから世界に誤解を与える。8月15日は『コスプレ禁止令』
を出すべきだ」などと実に発言が納得できる。
ネットで調べたら明日、「ロフト・プラス・ワン」でトークショーがあるらしい。
行ってみよう。
高橋氏の「靖国問題」、鈴木氏の「愛国者は信用できるか」を劇場ロビーで買う。
1階でサイン会がありお二人にサインを貰った。
サインの時に「高橋さんは『あんにょん』のパンフレットの中のインタビューで『どうせ靖国と同じように政治に利用される
から国立の追悼施設なんて作らないほうがいい書かれていますが、私はなにかモニュメントが欲しい」とお話しました。
「僕は施設の有無ではなく、運用の問題だと思ってますから」という答えだった。
高橋氏の言うこともよくわかるが、なにかモニュメントがないと戦争すら忘れられてしまうようで怖い。


7月2日(日)
「映画検定とその影響」
実は6月25日に行われたキネ旬主催の映画検定を受検した。
2級、3級、4級とあるのだが、いろいろと思うところあって全部受験しました。
会場となった五反田の立正大学にはフジテレビの中野美奈子アナも取材に来てました。
東京会場は立正大学だけかと思ったら、大東文化大学でも試験があったようです。
受験者の皆さん、中野美奈子が取材しているところを携帯カメラで撮影してましたね。
(その模様は6月28日の「めざましテレビ」で放送されました)

この検定、趣味の検定みたいに言われてますが、キネ旬の意図は真剣みたいです。

今映画業界は異業種から映画界に参入してくることが多いので、映画のことを知らない人が多い。
黒澤の映画を知らない人もいるし、映画界に入ってくる若い人も「七人の侍」を見たこともない人もいる。
業界を目指す人ばかりが対象ではないですが、見る側にも目が肥えた人が増えてほしい。
そういう映画についての知識を持っている人が増えて日本映画全体のレベルを上げたいと
いう願いが根底にはあるみたいですね。

「検定」という方法が正しいかどうかわかりませんが、キネ旬の姿勢には私は賛成してます。
でも折角ならこの資格があると映画料金が割引になるとか、試写会に招待してくれるとかの特典があると
うれしいですがねえ。
角川映画なら出来るんじゃないか?

個人的には今回の検定のために「テキスト本」やら「公式問題集」などをやっているうちに古典が非常に
見たくなった。
古い映画が好きだといってもどちらかというと昭和30年代以降の映画が中心で見てきたわけですが、
それ以前のいわゆる戦前の作品も非常に見たくなりましたね。

いまやパブリックドメインとなって500円DVDが数多く出てますからね。
画質は多少悪いですが、劇場で見たって同じですから。
早速ヒッチコックの「暗殺者の家」と「恐喝(ゆすり)」を買う。
これが面白いんだなあ。

以前「第3逃亡者」の感想の中で「ヒッチコックは過大評価されていないか」と書いたけど、やっぱり訂正。
確かに作品によるばらつきはあるだろうが、すごい作品はすごいよ。
多少レベルの低い作品を見てしまったからといってそれで評価するのはよくないです。

ついでに6月29日にはトリュフォーのインタビュー本「映画術」を買ってしまいました。
この本、出版された時は1万円位するめちゃめちゃ高い本だという印象があったのだが、記憶より安くて4200円。
ぼちぼち読んでいきましょう。

500円DVDの映画ってさすがに名作の評判の高い映画ぞろいだから、今の面白いか面白くないかわからない映画より、
遥かに安心して見られますなあ。


6月18日(日)
「最近の出来事」
10日に「博士の異常な愛情」を見てその中の使用曲「ジョニーが凱旋するとき」を検索していたらアメリカでは
「博士の異常な愛情〜キューブリック音楽集」(邦訳するとこんな感じ)のアルバムが売っていた。
つい、注文する。
そして渋谷へ「初恋」を見に行く。シネマGAGA!は初めての劇場。おしゃれだがちょっとロビーが狭い。
しかしシネコンの広いロビーに慣れてしまったせいかな。
ついでに渋谷HMVのサントラコーナーへ。ここでも輸入版をチェック。
「フランソワ・ド・ルーベ作品集」のシリーズの中で「冒険者たち」と「サムライ」の2本立てで一枚のアルバムに
なっていた。早速買う。2枚以上輸入版を買うと15%OFFだというのでついでに「第三の男」の50周年記念アルバム
というのも買ってしまった。

聞いてみたが「冒険者たち」は映画の曲と同じ感じで曲数も多く、満足。「第三の男」は文字通り映画のサントラから
音を採録したものでセリフもかなり入っていた。
急に「第三の男」を見たくなり、13日に500円DVDで買ってみる。
見てみたが明らかにタイプミスというような日本語字幕の誤りがあったり、ドイツ語のセリフの部分は「(ドイツ語)」
と表記され、かなりいい加減な字幕だった。
映画の出来とは無関係だが、この辺が500円DVDの限界とも言うところ。

17日に赤瀬川源平氏のサイン会が紀伊国屋であり、行く。
赤瀬川氏は今まで会ったことのある作家の方の中では、ちょっと気難しそうな印象を受けた。
こっちも何冊もサインを依頼したからなあ。私もわがままだったのだが。。
6月3日(土)
5月に亡くなった方。
田村高広、岡田真澄、今村昌平。
みんな「えっ!」と声を上げた。残念だった。

5月7日(日)
「GW日記・その8」
朝家に帰り、1時ごろまで寝る。起きた後、部屋の模様替えの続き。本棚の移動は中の本を全部出さねばならず
なかなか大変だ。引越しなど絶対に出来ないな、と思う。
夕方、ビデオテープ収納用ケースを買いに島忠へ。
両手に抱えて帰り、ビデオテープの整理。もう2度と見ることもないだろうけど、まだ捨てがたい。
そのうち捨てる日が来るんだろうな。
結局、見ていないテレビ番組を見るのは断念。

GW、予定が全部こなせたわけではなかったが、8割ぐらいは達成したかな。
満足でした。
5月6日(土)
「GW日記・その7」
家で本棚の移動&整理。結構時間がかかった。まだ途中だが夕方、渋谷に「タイフーン」を見に出かける。
渋谷TOEIは初めてだったが、まあまあ。新宿に旧新宿東映跡地にシネコンが出来れば行かなくなると思うが。
西武でちょっと買い物をした後、映画を見てそれから代々木でTさんに会い、焼肉を食べる。
そのまま朝まで飲む。
5月5日(金・祝)
「GW日記・その6」
「戦争と人間」の2部の続きと「完結篇」を見る。やはり完結篇が一番面白い。話がスリムなのだ。
夜9:00からキネカ大森で三島由紀夫の「憂国」を見る。わずか28分の短編。
3時間の映画を見続けたあとには短い映画はありがたい。
新宿に飲み行く。
5月4日(木・祝)
「GW日記・その5」
「続人間革命」の感想書きや名刺ソフトで名刺作成をする。
夕方からいよいよ「戦争と人間」を見始める。去年、チャンネルNECOで放送があって以来未見だった作品だ。
第1部を見て感想を書き、第2部の前半を見て寝る。

5月3日(水・祝)
「GW日記・その4」
午前中、昨日の「人間革命」の続き。続いて「続人間革命」を見る。
6時から高田馬場で人と会う。
その後新宿マクドナルドで食事のあと、新宿の行きつけの店に飲みに行く。
帰ってから「tokyo tower 東京タワー」の音声解説を聞く。
あの映画に出てくる東京タワーの大部分はCGによる合成映像だと聞いて驚いた。
どうりで構図がぴったり決まっているわけだ。そうでなければあんなにいい風景は撮れんわなあ。
5月2日(火)
「GW日記・その3」
仕事が比較的早く終わる。家に帰って「サンダーバード6号」の音声解説の続き。
その後あの「人間革命」(先月発売。通常のルートでの販売はなく、シナノ企画からの通信販売、もしくは
創価学会関係書店のみでの販売)を見る。とりあえず、前半の1時間半、第1部終了までみて寝る。
5月1日(月)
通常どうり出勤。DVD「サンダーバード6号」の音声解説を途中まで聞く(というか読む)
4月30日(日)
「GW日記・その2」
昨日の映画の感想を書く。
3時から池袋の美容室でカット。知り合いが勤めているので、ここに行く。
新宿にでて春物のブルゾンを見る。ず〜〜〜〜と以前から(それこそ20年以上)あこがれていたバラクータの
ブルゾンを衝動的に購入。衝動買いだが、以前よりいつかは買うつもりだったので後悔はなし。
もうこのブルゾンを購入してもいい年になったろう。

「新宿ロフト・プラス・ワン」にて「ガメラ」についてのトークショーに行く。
またまた友人達にも会う。
ゲストは田崎竜太監督、金子功特撮監督、出演の津田寛治、後半には原田智生、ガメラの着ぐるみ役者
佐々木俊宣さんなどなど。
とにかく角川のトップから「怪獣映画は『絶対に』作らせない」という強い意向があったらしい。
怪獣映画は金がかかる割には儲からない、というのが映画界の定説になりつつあるようです。
そんな中でも怪獣映画を作りたい人はいて、新しい世代のファン開拓のためにも今度のような話になった
そうです。

最後に原口さんが「僕が子供の頃に『ゴジラ電撃大作戦』『ダイゴロウとゴリアス』『パンダ子パンダ』という
3本立てがあった。『パンダ子パンダ』は宮崎駿作品。それから宮崎作品はジブリとなって世界的評価を
受けるに至った。我々のほうは先細りになってきた。どこで差がつけられたのか、またこの差を埋めて
いきたいと思う」という主旨のことをおっしゃっていたのが印象に残る。
僕自身、「小さき勇者たち」はあまり好きな作品にはならなかったが、直接話を聞くとあんまり攻撃的な
ことも言いにくくなります。
とにかくある程度の興業成績をあげて、次につなげて欲しい。
切に願います。
4月29日(土)
「GW日記・その1」
朝、9時半から新宿武蔵野館でチェン・ボーリン主演の「the EYE3」を見る。
代々木で人と会った後、新宿で先日発売の「皇帝のいない八月」DVDを購入。西口、東口のヨドバシ、さくらや
ビックカメラなどを回ったが、どこも売り切れ。
仕方ないので紀伊国屋書店1Fで購入。ここは1割引だが、他の店と違ってポイントが付かないので不利。
そうは言っても260円分ぐらいの違いなので大したことはないといえば、大したことはないのだが。
ユナテッドシネマとしまえんへ移動。
「クレヨンしんちゃん」「小さき勇者たち〜ガメラ〜」を見る。

4月19日(水)
「寺尾聰コンサート」
いった話ではない。行けなかった話。
実は昨日電話して当日券がないことは知っていたのだが、(平日だから仕事の都合でいけなくなる可能性大
なので事前にチケットを買わなかった)本日、なんとか仕事をやりくりして開始の時間までに会場の新宿厚生
年金会館に駆けつける。が、やっぱり当日券はなく、チケットがあまって困ってる人もいなくて結局敗退した。
入り口付近にいると中の音が漏れて少し聞こえるのだが、それでオープニングの「砂の迷路」と
「メリーゴーラウンド」を聞いてしまった。
悔しいけど仕方ない。
何でも見れるわけがないのだ。なに、コンサートの一つが見れなくたって別に人生に支障はあるまい。
多分、また来年あたりコンサートをするだろうからそのときにしよう。
それにしても新曲を出したわけでもないのに新宿厚生年金会館を満員にできるとは寺尾聰の歌手としての
動員力もまだまだ衰えてはいないらしい。

「STILL CRAZY FOR YOU」
クレイジーキャッツとユーミンのデュエット曲。クレイジーとしては新曲は20年ぶりらしい。
大人のラブソング。記念曲としてはいい曲だ。
特典DVD付デカジャケット盤をツタヤで購入。DVDに出てきた植木等、元気そうだが、老けたな、という感じがした。
でも私がサインを貰った「喜びも悲しみの幾年月」から20年(!!)か。
そりゃ老けるわな。
4月15日(土)
「ウルトラマンメビウス」
先週より開始の新ウルトラマンシリーズ。
「ウルトラマン誕生40周年記念」の看板付。
驚いたのは第1回で隊長以下の隊員が1名を除いて怪獣との戦いで戦死するところからスタート。
で普通の人(でもないか、サッカー選手とかオートレーサーとか)が隊員になるという展開。
多少は新しいか。でも怪獣が何のために現れるかはまったく説明されない。
考えようによってはそれはもうどうでもいいか。
今日の回ではGUYS(いわゆる地球防衛軍の名前ね)の部屋になぜかビートル機やウルトラホーク1号
の模型があったある意味オールドファンには楽しいのだが。

でもウルトラマンももう止めたら?誰がどうとってもワンパターンから抜け出せないだろうしさ。
4月8日(土)
「森村誠一氏サイン会」
「野生の条件」の出版記念サイン会。
僕にとって森村誠一というと「人間の証明」と「悪魔の飽食」だ。
一応「野生の条件」も買ったが、目的は「悪魔の飽食」だ。
文庫本で「正」「続」「第3部」の3つを購入、サインしてもらう。
「悪魔の飽食」が映画にならなかったのは残念ですね、という話題をしたら「ハリウッドでも企画が上ったのだが
金がかかりすぎるから、という理由で流れたんだ」という話を森村誠一さん本人から伺った。
山本薩夫監督が準備をしていて、山本監督の死去のため流れた、という話は知っていたがハリウッドの
話は知らなかった。
「悪魔の飽食」、読んでみるとさすがに気が重くなる。
しかし日中関係を考えるとき、「過去にこういう事実もあったのだ」ということを知らないと中国人の気持ちは
わからないと思う。
それを知った上で靖国問題とか考えてもらいたい。

「ナルニア国物語 第1章 『ライオンと魔女』」
日本語字幕版をやっと見ました。
なるほどねえ、韓国で見たときにわからなかった部分がやっとわかりましたよ。
でも大筋において解釈は違っていなかったのでなんか私の英語力に自信を持ちました。
いや、単に話が単純だっただけなのかも知れないが
4月2日(日)
「3月にあった事」

「シネマバー・グリソムギャング」
@「日本沈没と中野昭慶監督」
初めて行った小田急線よみうりランド駅近くのシネマバー「グリソムギャング」。
時折映画関係者を招いてのトークショーを行っていたのは知っていたが、訪れるのは初めて。
バーの中でプロジェクターによる上映をするのかと思っていたら、バーの隣にちゃんと35mmの映写機
を備えたミニシアターがあり、そこでの上映。場所が小さいからスクリーンも小さいのですが、ちゃんとした
上映です。
何しろ席数は21席ですから、ここでトークショーを行うと、ゲストと観客の一体感はなかなかのものです。

で19日は「日本沈没」の上映と中野監督のトークショー。
久しぶりの「日本沈没」のスクリーンで鑑賞。DVDやLDで何度もみたが、やはりスクリーンで見るのは感激。
そしてトークショー。
地震についての研究をされて建築学の教授などから東京大震災のあたりは壊れ方を検証してもらったそうで
このときの関係で「ゴジラ」(’84)の時にも協力してもらったそうだ。
地震の話の中で、高層ビルのガラスは20Km跳ぶこともあるという話が怖かった。じゃどこにいても
新宿の高層ビルのガラスの破片の危険にさらされるじゃん。
もう絶対助からんな。
そして最初に編集した段階ではやっぱり3時間あったそうで、「タイムテーブル編成の都合上」という理由で
泣く泣く2時間20分という現在のヴァージョンになったそうで。これは中野監督も悔しがっていましたね。
そんなこんなで実に濃密な時間でした。

A「新幹線大爆破と佐藤純弥監督」
翌週の26日には「新幹線大爆破」上映と佐藤監督のトークショー。
中野監督は以前にもお会いしたことがあったが、佐藤監督はとにかく初めてで感激!
トークは新幹線運転教本という本を神田の書店で買ってきて勉強したことから始まり、かなり時間がなくて
封切りの3日前に完成したのこと。そのために試写はまったく行われずに封切りだったそうだ。
国鉄の協力が得られず、美術監督に中央司令室を見せるために、外国の鉄道会社の見学と偽って見学に
行かせたそうな。そして冒頭の東京駅のシーンはセットだそうで。(これは驚いた)
あと北海道の機関車も実際の鉄道を使った本物だそうだ。
新幹線はミニチュアだが、ミニチュアと言っても1両が(1編成ではない)が1mくらいある大きなものだった
そうですが。
海外版に関してはまったくノータッチ。見てもいないそうだ。
監督いわく「映画は完成すると監督の手から離れて一人歩きする。完成してからは監督には著作権もないので
自分の知らない世界になる」らしい。

そして新作「男たちの大和」。
角川映画と思われがちだが、角川さんは何人かいる出資者、プロデュサーの一人に過ぎないそうだ。
そして最初にできた脚本(確か野上竜夫さん)の脚本では現代のシーンがなく、その部分は佐藤監督の
意向で書き加えられたシーンだそう。
「司令部の話は脇において、一般兵士の話を贅沢に描いたのがすごいですね。特に銃座動かし方や
吹烹所の釜をちゃんと見せて大和の大きさを表現するあたりがすごい。こういうところに金をかけてるのに
感動した」と私が言ったところ「司令部の話をするのは簡単なんだ。あの銃座に5000万円、釜には600万円
かかった」とおっしゃってましたね。

そして2次会では「トラ・トラ・トラ!」の黒澤さんの話も聞きました。
山本五十六役だった方は茨城生まれの大阪育ちでなまりがあって、余計に黒澤さんがイライラしてしまったらしい。
あと「北京原人」のお話や(これは失敗作だとおっしゃってました)デビュー作「陸軍残酷物語」や「最後の特攻隊」
の話と、いつまでも話が尽きない一夜でした。

とにかく佐藤監督は大監督、というイメージがあったのですが、実際に会ってみると腰の低い穏やかな方でした。
トークの最後に「『新幹線大爆破』が今でも作品として生き残っていて実にうれしい」とおっしゃっていました。
いやいや「新幹線大爆破」は「七人の侍」の次に世界の映画人に参考にされた映画だと思いますよ。

3月27日(月)
1月に買うのを迷ったDVDボックス、実は「宇宙家族ロビンソン」のことだったのですが、ファーストシーズン、
セカンドシーズン共に半額の15000円でネット通販で売っていたので早速購入、27日の両方届きました。
まだ見てないんですけどね、でも最近はDVDを見るためより集まるために買ってる気がしてなりません。

4月2日(日)
「カウンター変更」
昨年11月に変更したカウンターですが、不安定なので(サーバーがパンクしているのかカウントされないことが
多い)ので変更しました。
http://cnt.itgear.jp/
ここのです。カウント値は4月1日の夕方が「45657」だったので開始は「45660」としました。

3月11日(土)
「硫黄島映画」
例のクリント・イーストウッドの「硫黄島映画」の日本版のキャステイングが決まったそうですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060309-00000031-sanspo-ent

戦争映画ファンとしてはとてもこの映画、楽しみなんですが、でもまた渡辺謙ってのもなあ。
なんだかちょっとイージーなキャスティングな気が・・・・
あとは中村獅童に「嵐」の二宮和也。
ジャニーズとしては久しぶり(多分稲垣吾郎の「プライベート・レッスン」以来)の米映画出演ですね。

ジャニーズといえば、タッキー(滝沢秀明)もジャッキー・チェンとの共演予定があるそうで。
どうなることかいろんな意味で楽しみです。

そうそうこの映画のニュースに触発されてジョン・ウエインの「硫黄島の砂」の500円DVDを
買ってしまいました。
(チラッと見たけど画質はよくなかったです)

3月5日(日)
「靖国神社」
実は機会があったのでついに行ってきました。ついでに例の「遊就館」も。
思想的なことはここで話すとまた長くなるので省略しますが、「遊就館」に本物の「ゼロ戦」や「回天」
「桜花」などが展示してあったのには驚きました。
そして「日本のいちばん長い日」に登場する「終戦の詔書」や阿南大臣の自決の際に書いた文書も
(こちらは写真レプリカ)展示してあったので「日本戦争映画ファン」としては貴重なものが
見られた思いです。
2月27日(月)
「今月あったこと」
というほど書く内容はないけど、やっぱり伊福部昭氏の死去だなあ。
2月8日のことで享年91歳。
円谷さんたちが早くに亡くなったのに比べ大往生だった。
弟子も出世してるし、ゴジラのおかげで世界的(?)にも知名度があったと思うが、音楽家としては
大成功だったろう。
くれぐれもご冥福をお祈りしたい。


また2月27日の朝刊に載っていたが佐々木守氏も亡くなった。
大島渚や実相寺昭雄の映画やドラマに欠かせない脚本家だった。
残念。

「トラトラトラ!」
DVDのリチャード・フライシャーによる音声解説を3日かけて聞く。
意外にも黒澤降板について詳しく語っていた。フライシャーは黒澤に対して好意的なスタンスらしい。
後任監督として小林正樹や岡本喜八が上っていたとは知らなかった。
岡本喜八が撮ったらどうなっていたかと思う。
でも出来上がった映画はアメリカ側とバランスが取れていたから深作欣二と舛田利雄で正解だったと
思います。

1月28日(土)〜1月29日(日)
イベント続き。重なるときは重なる。
28日(土)の13:00〜秋葉原石丸電気で「ウルトラQ怪獣伝説」DVD発売記念イベント。
金子監督、佐原健二さん、黒部進さん、桜井浩子さんのトークショー&サイン会。
トークショーは金子監督が今回の企画に関わった経緯、佐原さんが万条目の衣装は私物を使った事
などなど。時間も15分程度で、イマイチ盛り上がりに欠けた。
その後主催者が用意した色紙にサインしてもらった。
その後、友人達と近所の喫茶店で特撮馬鹿話と情報交換などなど。

17:10〜浅草東宝。
今月でいよいよ閉館の浅草東宝。最後の3日間は特別編成で、「アルプスの若大将」「フランケンシュタイン
対地底怪獣バラゴン」を見る。詳しい感想は後ほど。
でも改めてみると「フランケンシュタイン〜」のオープニングが終戦直前、ドイツからもたらされた秘密兵器、
ってローレライと同じじゃん、とか思った。
一旦入れ替えで外へ出て食事。
その後オールナイト「岡本喜八特集」を見る。さすがに最後ということで入りがすごい。
ロビーがこんなに混雑しているのは初めてなくらいだ。
小谷承靖監督も観客としていらっしゃっていた。
上映作品は「殺人狂時代」「ああ爆弾」「大菩薩峠」「血と砂」。
感想は後ほど。
「大菩薩峠」は見ているので最初から寝る。「血と砂」も寝ようかと思ったが、ついつい見る。
上映修了後、拍手が起こった。やはり最後は拍手で見送りたいですね。
昼間とは違う友人達で近所のジョナサンに行き、また映画馬鹿話&情報交換。
昼間があるので切り上げたかったが、みんな疲れでかえって興奮状態なので10時半ぐらいまで
話し込む。5時間半いたことになる。
きっとうるさくて周りの客は迷惑だったろう。

29日(日)はうちに帰ったのが11時半近く。50分ほど仮眠をして、1時には出かける。
14:00〜人形劇団「ひとみ座」の「リア王」(新国立劇場・小劇場)
人形劇による「リア王」を見るのはもちろん初めてだが、人形の表情の豊かさには驚かされた。
すごいなあと感激することしきり。
忙しくても見る価値はあった。素晴らしい。
また効果音も音楽もすべて生。やっぱり生の臨場感はどんなに録音技術が発達しても違った
味わいがある。この点にこだわった「ひとみ座」の製作姿勢に感動した。

新宿にでて発売した「星になった少年」の特典ディスクつきを購入。
まだよく見ていないがなにやらメガネがついている。なんだこれ?3Dか?と思ったら違うらしい。
以前から購入を検討しているDVDボックスが定価30000円ぐらいのものが、処分セールで
15800円まで値が下がっていたので、つい買おうかと思ったが、衝動買いにしては高すぎるので
一旦は踏みとどまる。でもいつか結局買うだろうな。
もう少し待って1万円を切ったら迷わず買うのだが・・・・・

以上、忙しい週末だった。

1月27日(金)
「海外DVD」
注文していた日本映画の海外版DVDが到着した。
購入したのは「海底軍艦」「「キングコング対ゴジラ」「キングコングの逆襲」「多重人格探偵サイコ1〜3」
「仁義なき戦い5部作BOX」。
このうちキングコングの2本は、本家「キングコング」のリメイクに伴う便乗商品によるツインパック。
「仁義なき〜」はおととしの暮れにBOXにて発売になっていたもの。
日本版にはないスタッフの座談会とか深作監督インタビューとか東映版以上に充実した特典のようだ。
まだ未見なので、いずれゆっくり。
1月14日(土)
「浅草東宝オールナイト〜松林宗恵監督特集」
5分ほど遅れて入ったが、松林監督のトークショー付き。上映作品は「がんばれ!盤嶽」
「社長道中記」「美貌の都」「太平洋の嵐」。
「太平洋の嵐」以外は未見、そして「太平洋の嵐」はもう一度大スクリーンで見たかったのだ。

トークショーのほうは「和尚さんというニックネームは高峰秀子がつけた」「戦争映画は6本ほど
撮ったが『人間魚雷回天』以外は会社からの企画」「戦争では戦場で臓物がはみ出した死体とか
地獄を見た」「今戦争映画は役者がいないので作れない。韓国の男優のほうが自分のイメージに
あう兵隊が出来る人がいるかも知れない」「『連合艦隊』で中井貴一を起用した話」
「『社長シリーズ』でヒットしたので東宝からご褒美に株券を貰ったが自分は興味が無かった」
「円谷さんとは『世界大戦争』でもご一緒した。この作品は今日は上映されないが、ぜひ見て欲しい」
こんな感じかな。
トークショーが終わって映画が始まる前に監督に「世界大戦争」と「太平洋の嵐」のDVDの
表紙にサインをいただきました。
以前、色紙と「連合艦隊」にはサインをいただいたので今日はDVD2本。

終わった後、いつものメンバー、プラス初めての方を交え、デニーズへ。
帰り道に今日はじめて会った方とお話したが、以前、私のサイトは見たことがあるとの事。
嬉しいですね。


1月12日(木)
朝、出勤途中、新宿ピカデリー付近で、映画監督のH氏を見かける。
話しかけようかと思ったが、明らかに徹夜で飲んだ帰り、と言った顔をしていたし、隣にきれいな
女性がいたので、どういう関係かわからないので迷惑になるといけないので話しかけなかった。
だって映画監督ってその女性には隠して飲んでるかも知れないじゃないですか。
いつかお会いする機会もある方だから、お会いしたときに今日のことを聞いてみよう。
多分、憶えているようなことではないと思うけど。

1月7日〜9日(土〜月)
「ソウル旅行」
詳しくは「真冬のソウル旅行」を参照のこと。